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永積タカシ祭り

FREEWAYアーティスト: SUPER BUTTER DOG,永積タカシ,池田貴史,竹内朋康出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 1997/05/28メディア: CD クリック: 8回この商品を含むブログ (19件) を見るウワサの伴奏~And The Band Played On~アーティスト: Rhy…

小池真理子「冬の伽藍」

【伽藍(がらん)】 〔梵 sagharama(僧伽藍摩)の略。僧園・衆園・精舎(しようじや)と訳す〕寺の建物。特に、大きな寺院。僧伽藍。 …寺院?そんな高尚な話でもなかったよ。一言で言うなら「昼ドラ」です。全3章で構成されたお話なんだけども、ねちねちぐち…

東野圭吾「秘密」

衝撃のラスト!らしい。あまりにも早足にさらっと書かれすぎていたので最初それがラストだと気付かずに普通に頁を捲ったら広末涼子の解説文が。え、衝撃ってそういう?って思った。 正直、あのラストは真人間過ぎて受け入れられない。道徳を顧みず、手っ取り…

古処誠二「未完成」

図らずも前回(id:mou-mou:20030829#p1)読んだ「UNKOWN(アンノン)」のシリーズ2作目。 続編なので登場人物の外側ばかりを飾る余計な描写が少ない分、読みやすかった。ただ、今度は話の”骨”部分が難解だったなぁ。アタシ自身の知識不足もさることな…

古処誠二「UNKOWN(アンノン)」

デビュー作だそうで。 今まで知りえなかった自衛隊の身内事情が庶民的に描かれてるトコロはなかなか面白かったかも。でもなんだかなー。イマイチ。『小説力』みたいなものが足りなくて読後感が希薄だ。笑いどころも曖昧だし、描写が必要以上に多い割にキャラ…

宮部みゆき「龍は眠る」

美しいタイトルだけど、その意味するところは少しもの悲しい。有り得ない話を「もしかして…?」と思わせる筆力が素晴らしいです。人間は脆くて自分勝手、それでも愛しい隣人…っつう作者の一貫した視点がとても好きだなぁ。

宮部みゆき「レベル7」

「レベル7まで行ったらもどれない」 読む前からなんのレベルなのかはなんとなく予想ついてたんでソッチ方面でのドキドキ感は薄かったものの、冒頭、記憶をなくした男女の細かい描写はなんとなくゾッとした。 それにしてもこの人は根っからの悪人って書けな…

宮部みゆき「蒲生邸事件」

夢見心地にはさせてくれないファンタジー。人には当然その人だけの人生があり、それを傍から見て正義だとか間違ってるとか嘘とか本当とかって、結局のところわからないし絶対に決め付けられない。そう思うしかなくて絶望することもあるけど、逆にだからこそ…

宮部みゆき「火車」

これ、「かしゃ」って読むんだ。 非常に怖い話。彼岸の火事とは思えない。いつものアタシなら怒り出しかねないラストだけど、この話だけはこれでいい気がした。ちょっと辛くてアレ以上知りたくないもの。何を持って幸せとするのかはわからないけど、彼女には…

村山由佳「天使の卵」

大分昔…20代前半に読んだ時は確か涙流して感動した記憶があるんだが。「大切な人が居なくなる」話はもう駄目だな、なんか。悲しくて感動とか以前に、それだけで萎える。

鎌田敏夫「29歳のクリスマス」

1994年のクリスマス目掛けて放送されたドラマの小説版です。あとがきでご本人も自慢してますが、普通は他の作家に任せる小説化の作業を脚本家自身で行ったとか。そのせいでかなりドラマに忠実な内容になってます。放映当時アタシは22歳でしたが、毎週非常…

山本文緒「シュガーレス・ラブ」

短編集。この人は長編のが面白いな。

山本文緒「パイナップルの彼方」「ブルーもしくはブルー」

「パイナップル〜」は読んでて痛々しくかった。自分が。「ブルー〜」の方は同じ痛さでも多少他人事といったかんじ。こんなに身を削るような書き方して、この作家さん大丈夫なんだろうか。といらん心配をしてみたり。

山本文緒「群青の夜の羽毛布」

読んだ後で知ったんだけれども、この話って映画化されたらしい。 主人公のさとるが本上まなみ、その恋人・鉄男が玉木宏。おお、いいじゃないか。玉木きゅんは「ウォーターボーイズ」でナイスバディが印象的なアフロの子。きゃ♪(思い出し悶え)そしてそして…

岡嶋二人「99%の誘拐」

前々から気になっていた作家(達)ではあったんだけど、やはり名が知れているだけあって、面白かった。この作品が1988年に出版されていることに、まず驚く。コムピューター関係の会話がかなり出てくるんだけれども、非常にわかりやすかった。それは単に昔の…

宮部みゆき「理由」

なんなんでしょう、このシト。天才もいきすぎるとコワイですって。頭の中DOなってるの?さすが京極夏彦と親しいだけありますな。あのシトも天才すぎてコワイ。 これはノンフィクション仕立てで進められていく物語って事もあるけど、この人の書く文章は湿気…

村上春樹「ノルウェイの森」

”普段読みつけない恋愛小説を読んでみよう”キャンペーン実施中につき、かなり昔のベストセラーに挑んでみた訳ですが。 つ、ツマンネェ〜〜〜〜〜!(悶) 兎に角読み進めるのに苦労しました。それでもそれなりに色々な出来事が起こって行くので、なんとか頑…

森博嗣「冷たい密室と博士たち」

前作「すべてがFになる」よりは探偵ミステリっぽかったかな。 最後、全員集めて『探偵による解答篇』みたいなのもあったし、やや唐突ながらラブシーンもあったぐらいにして。コンピューター関連の話も理解の範疇でほっとした。

桐野夏生「天使に見捨てられた夜」

女流ハードボイルドという謳い文句だったが、アタシ的にはミステリ。 ハードボイルドはもっとこう…いかにも作り物っぽい主人公が、頑として譲らない美学みたいなモノを持っていて、それに反することは絶対にしないし、一歩間違えればキ●ガイじみた理解しがた…

森博嗣「すべてがFになる」

タイトルだけはきいた事がある有名な作品だけあって非常に面白かった。ただコレが発表になった時にすぐ読んでいたら、フラストレーションを感じずに読み進められたかは疑問。 なんだい、このコンピューター関連の話題の濃さは。マニアックすぎておそらく数年…

山本文緒「恋愛中毒」

なんとなく心が荒んでいるような気がして、古本屋に立ち寄ったもののいつものようにバッタバッタとパズルの1ピースのように人間が死んでいく物語は読みたくないなぁ、と手に取ってみた恋愛小説。 タイトルがきいた事あった(後で調べたら薬師丸ひろ子主演で…