東野圭吾「秘密」

衝撃のラスト!らしい。あまりにも早足にさらっと書かれすぎていたので最初それがラストだと気付かずに普通に頁を捲ったら広末涼子の解説文が。え、衝撃ってそういう?って思った。


正直、あのラストは真人間過ぎて受け入れられない。道徳を顧みず、手っ取り早く愛欲に溺れて頂いた方が自分好みかも。でもそういうの書きたくてこの話書いたんじゃないんだろうな、この作者は。やや、見上げた根性ですわ。究極の自己犠牲、慈悲愛。アタシなら絶対無理だね!


1999年に映画にもなりました。父親役が小林薫と聞いて若干食指が動いたが主演の広末涼子が嫌いで観るのを止めた記憶がある。原作とそちらとは結末が違うようなのでいずれ観てみたい。おそらくアタシ好みのラストシーンを100倍陳腐にした*1”無理矢理メデタシメデタシ”な予感もりもりなので、それを是非とも確かめたいのだった。

*1:父子で映画「卒業」ヨロシク、とか。