くもり

対岸の彼女」読んだ。
日々の何気ない会話のちょっとした引っ掛かりやニュアンスの行き違いがちくちく描かれていてゾワゾワした。
ふだん何気なくやり過ごしてそのまま忘れてしまったはずの小さな傷に仕方なく向き合わざるを得なくなるような、このなんとも面倒くさい感覚。
読み終わったあとモヤモヤするくせに、なんでかまた読みたくなる作家さんです。

対岸の彼女