くもり

「思い出トランプ」読んだ。
「父の詫び状」と同じく、主軸から連想して話題がずれていくかんじが面白かった。
包丁で子供の指切っちゃうとこでヒィてなった。


「ありふれた生活6」読んだ。
あいかわらず全然ありふれてない生活でおもしろい。


「猫を抱いて象と泳ぐ」読んだ。
博士の愛した数式」のときもそうだったように、言ってることはよくわからないけど主人公たちにとってそれはとにかく美しいものなんだろうなぁ、と思わせる筆力がすごい。
虚数とかチェスとか、素材を理解している必要はどうでもよくて、それを愛して愛して囚われた人々を描く優しい目線がすばらしい。
象のインディラの物語がもうね…。
想像力は自由だ、ということをあらためてかみしめる。
他の話も読んでみたいけど一気に読むのがもったいないので、忘れた頃にまた読もう。

思い出トランプ (新潮文庫)三谷幸喜のありふれた生活6 役者気取り猫を抱いて象と泳ぐ