くもり

「女子をこじらせて」読んだ。
何処に出しても恥ずかしいこじらせ女子としては、読まずに済ませるわけにはいきますまい。
もう若くもない女子(しかも独身)が語る自らの性遍歴が、同じ年齢のおっさんが語るソレとは違って、ひどく痛々しくみえるのはなんでなんでしょうか。
なんでこんなに、己から滴る血潮をペンにつけて泣きながら書いてます、みたいなかんじにみえるんでしょうか。
たぶん、アタシが同じような文章を書くとしたら、きっと同じようなかんじになるだろうな〜と思いながら大事に読みました。
巻末の対談がまた一層自虐に満ちててね…いちいちうなづきながら読みました。
物凄く上手に自己分析するくせに次にまったく生かせない、こじらせ女子。
必要以上の自己否定で自分で自分に傷ついている、こじらせ女子。
遠慮や謙遜がいき過ぎて卑屈にみえる、こじらせ女子。
自虐のオブラートに包まないと自分を表現できない、こじらせ女子。
「誰もお前のことなんて見てない」という最終呪文すら繰り返し繰り返し唱える必要がある、こじらせ女子。
わかりすぎるほどわかってる、でもできない、こじらせ女子。
みんなみんな、アタシでした。
これからも、生きてゆきます。


「ありふれた生活3」読んだ。
大河大河、大河の一冊。
こうなると俄然見たくなってきますが、全49話…ながい…


流星の絆」読んだ。
ドラマにもなった作品とのことで。
オチがなんだかなぁってかんじでしたが、そこまではかなり面白かった。

女子をこじらせて三谷幸喜のありふれた生活3  大河な日日流星の絆