ぽにょ


崖の上のポニョ見てきた。



こんなにワクワクする映画を作っちゃう67歳って、すごい。こないだのプロフェッショナルみちゃったから、尚更すごいなぁすごいなぁって思って、絵本をいちページいちページ開くみたいなオープニング映像でまず泣けてしまった。あとはやっぱり「ポニョくる」津波のシーンね。すごいなぁすごいなぁポニョすごいジブリすごい、って笑って泣いた。
宗介がまたすごい。頼みの綱のポニョが寝ちゃったのに、黙ってばた足でポンポン船を押し始めるとことか、無人のリサカーに動揺してでも静かに泣くだけで耐えてるとことか、すごいよ、すごいよ宗介尊敬します。リサに泣かないで、なんて言ったぐらいにしてさぁ。周りの大人もすっかり宗介を一人前の人間として接してるのもわかる。そもそもポニョにだって誰も本気で気味悪がったり存在を軽んじたりしないんだもの。
後半になって息切れしたのか若干ストーリーが破綻しちゃった感はあったけど、こんなにワクワクさしてもらえたんだから文句なんて言えません。ただやっぱり勿体無いな、とは思った。トキばあさんとフジモトを掘り下げたエピソードがそれぞれひとつくらいあっても良かったかなぁ。あっという間にあっさり終わっちゃったので単に名残惜しかっただけなのもあるんだけど。
全編手描きとは思えないほど人物がぬるぬる動いててびっくりしました。特に宗介とリサが歩いてるとこが物凄いぬるぬる。クラゲをはじめとした海の生き物もぬるぬる。ホントすごいよなぁ。子供ならではの仕草なんかも丁寧に描かれていて、いちいち笑いました。頭ゴッチン☆とか、子供ちょうやりそう!そして痛そう!


いい映画でした。大人も子供もみるといい。