深夜のベル


昨夜遅く、深夜1時頃でしょうか。アパートの火災警報器がけたたましく鳴り出しまして、驚いて外に出てみたものの火の気どころか煙も物が焼ける臭いも何もなく、不思議に思ってるうちに階下のおじさんがベルの音を止めてくれまして、やれやれなんつって家に入ってみたものの眠れるわけもなく呆然と空を眺めながら一大事に備えてのシュミレーションなどをしてましたら遠くからサイレンの音。どうやら警報機の作動により自動的に救急車が出動してきてくれたらしいのです。明らかに火はついてないんですが騒ぎで起き出した住人の各戸屋根裏を一通り点検し、どうやら警報機の誤作動だろうということで落ち着きました。結局その場では警報装置は復帰せず、明日にでも改めて点検修理しに来ると、とりあえず電源ごと切って帰るからここ2、3日は火災警報器が作動しない状態が続くので、火の元にはくれぐれも注意してくれと、言い置いて救急隊員さん達は帰って行きました。
日々刻一刻と春めくにつれ、解けた雪が水になって屋根裏にたまってそれが配線に触れて警報機が誤作動、というのは実はよくあることでして、前のアパートでも度々体験してたのでそう驚かなかったんですが、怖いのは本当に火事だった場合ですよ。オオカミ少年のお話じゃないですけれどもアアまたかとやり過ごしたせいで小火が大火事になるなんて、ここままだといかにもありそうじゃないですか。想像するだに恐ろしいです。慣れるのも大概にしないといけないですね。空振りをくう救急隊員さんには申し訳ないですけれども、ぜひ毎回毎回駆けつけてもらいたいものだと思います。