みたみた

ユージュアル・サスペクツ [DVD]

ユージュアル・サスペクツ [DVD]


おもしれかったよ!ネタバレ禁止映画なのでとにもかくにもたたみます。




謎の人物カイザー・ソゼはいったい誰なのか?ラストのどんでん返しでスカーン!とわかる寸法になってるみたいなんですけれども。アタシ序盤デワカッチャッタ…(´・ω・`)。だってどう考えても一番あやしい人物が一人いて、でやっぱりそいつがカイザーなんだもの。とは言え、これはアタシが特別かしこいわけでも演出トリックがあまいわけでもなんでもなくて、色んな要素がからんでただけだと思うんです。


この映画の公開は1996年、12年前から今まであらゆるどんでん返し映画が作られてきました。でアタシはどんでん返しがあったり犯人探しをしたりする物語が好きなもんですからそーゆー類の映画や小説を見たり読んだりする機会は多い方だと思います。大量虐殺が起こったのに何故か無傷で生き残ったヤツがいたら(しかもたったひとり!)絶対そいつが怪しいに決まってますよ。アタシが推理モノに慣れていた、これがひとつ。
次に、映画公開時点ではほとんど無名に近かったであろうケヴィン・スペイシーが、今どんだけ有名な役者かをアタシはよく知っています。どうしたってチョイ役なわけねぇだろ、というアタマが働いてしまうのは仕方がないことだと思うんです。
そしてこれはまったく謎解きには関係ないかもしれませんが、カイザーの手下に「コバヤシ」という人物が出て来るんですけれども、そいつが全くコバヤシって顔じゃなかったんです。日本人でもなければ日系でもなさそうなおっさんが出てきて「コバヤシです」ゆわれて違和感わかないわけないじゃないですか。


とは言え、過去と現在が交錯するストーリーは見事でしたし、デルトロさんは気持ち悪いことこの上ないし(褒めてます)すぐ殺されちゃうし(喜んでます)で大変満足でした。


ちなみに「カイザー・ソゼ」って名前に何故か聞き覚えがあって軽くググってみたんですけれども、この映画以前にカイザー・ソゼという名前が出回った形跡がないんですよ。さらにこの「カイザー・ソゼ」って未だに「謎の人物」とか「名無し」「匿名希望」と同義で使われる場合が多くないですか。もしかしてこの映画がその起源なんでしょうか。だとすればものすごい影響力のある映画だったんですね。だって映画を見てなかったアタシでさえいつの間にか「カイザー・ソゼ=謎の人物」ってちゃんと認識してたもん。なんで?!またどうせ漫画で得た知識なんでしょうけれどもね。