けんさま

かぜぎみだから早めに寝る〜つっといて何冊か本読んでました。結局寝たのは2時でした。いつもどおりじゃん。あ〜、ねむい。

誰?-WHO AM I?

誰?-WHO AM I?

映画「明日の記憶」を作り上げていく過程に自身の病気治療を絡めた日記形式のエッセイで、ほぼ日の特集のときにも感じたけどもなかなか読ませる文章でした。男らしくてあたたかいご本人のイメージまんまで、時折泣かせられたりもしました。映画のDVDをみたあとだったんで、撮影の裏話を読みながらそのシーンを反芻したりして。エネーチケーの100年インタビューと話の内容や言い回しがタブるところも多く、それだけその時期に強く強くこの映画のことを考えていたのだな〜と推測するだけでグッときます。出来るだけ多くの人にわかってもらえるように、伝えるたびにニュアンスを変えて話そうとする人もいるんだろうけど、ちょっとまちがうと何が言いたいのかわかんなくなっちゃう。余談だけどまさにそういう印象をアタシはほぼ日の糸井さんに感じます。あの人のゆってることのほとんど五割ぶんくらいしかわかんない。あの手この手で伝えようとしてくれてるのはすごい感じるんだけど「…で?」ってなる。それが何ともはがゆいのです。ほんと余談だけど。
同じ言葉で同じ思いを繰り返し熱く語る謙さんの映画に対する意気込みや俳優としての信念が感じられるし、ある意味とても俳優らしいと言えるかも。反復上手。改めてファンになりました。日記の中に頻繁に登場するKという女性の正体が後半明かされるのですが、大変褒めたふうに書いてあるにもかかわらずイヤだからこそかもしれませんが多少イラッとくるアタシにファンの資格はないかもしれませんが。この気持ちは一体なんなんでしょうか。万が一にも自分がその位置に据えられるなんて思ってもいないのにね。