Reading Baton(R225版)
sahyaさん(id:sahya)から廻していただきました。大変遅くなって大変大変申し訳ありません!
では、まいります。
今部屋の棚に並んでる蔵書の冊数
本棚はありません。どうせあっても全て収まりきらないならいっそいらねぇよバカ野郎!と漢気満々で叫んでみても、その実態は次の引越しの時に運び出すのが面倒臭いだけ、という。人はそれを漢気ではなく、怠惰と呼びます。
蔵書は全て段ボールの中に詰まっています。30個くらいあるんだけど、誰か中身数えてみる…?アタシは嫌です。日々増えゆくぶんは床に平積みしています。増える一方です。だってさ、全部読みたくて買ってて、どれも全て大切なアタシの本、財産なんだもの。減る訳がない、減る意味がわからない!人はこれを逆切れと呼びます。
最後に買った本(マンガ)
- 作者: 木原音瀬,志水ゆき
- 出版社/メーカー: ビブロス
- 発売日: 2005/03/18
- メディア: 新書
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うん、ボーイズラブ小説ですよ。
今読んでる本(マンガ)
同上。何度も何度も繰り返し読んでます。好きなシーンだけ何度も何度も読みます。そしてその後は年単位で放っておきます。
よく読み返す本、または自分にとって特に思い入れのある5冊
買った当初、読んだ直後は気に入れば何度も何度も読み返しますが、その後は放っておく性質なので「読み返す本」と改めて聞かれるとそういう存在の本はない、と答えます。
幼い頃、絵本には事欠かない子供でした。本さえ与えておけばご飯も食べずに熱中しているので便利だったんでしょうが、逆に本を読んでいるときはてこでも動かない子供でしたので「本は逃げないよ!だから○○しなさい!」とよく怒られていました。お前が最初に与えたんだろうが、と大人の理不尽さをそんなトコロから学びました。
子供が何かに集中しているときに大人の都合で中断させる事はやめましょう、大人の人達。何度もそんな事を繰り返すといざという時に集中出来ない人間に育ちますよ。無理に物語の中から引き剥がさないで下さい、本は逃げるのですよ。
あの頃読んだ絵本で一番好きなものは、と聞かれても「全部」としか答えようがありませんので、大人になって自分で買った絵本を。
- 作者: シェル・シルヴァスタイン,Shel Silverstein,ほんだきんいちろう
- 出版社/メーカー: 篠崎書林
- 発売日: 1976/01/01
- メディア: 単行本
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エエ話です。アタシは好きです。アナタが存在するそれだけが全て、みたいなクッサイクッサイ古めかしい歌謡曲の世界、実は大好きなんです。
エロい漫画が好きなのは、昔からです。ビッグコミックの愛読者である父親がアタシに隠れて買い揃えていた実験人形ダミー・オスカー 1 (劇画キングシリーズ)をちゃっかり見つけて隠れて読んでました。コレ凄く面白いのよ。コックがバットなんだよ。ディスコでブイブイ踊りながらファックすんだよ。ちょーCOOL!!魔物語 1―愛しのベティ (ビッグコミックス)も大好きでした。ベティちょー可愛いの!おっぱいもおしりもプリップリのパインパインなんだよ。
で、え〜。まあそんなんを喜んで読んでた変態小学生でした。その頃に買い与えてもらった児童文学書がコチラ。
- 作者: 山中恒,長谷川集平
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 1980/06/20
- メディア: 単行本
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長谷川集平テンテイが挿絵をしてらっさりまして、その表紙が男の子と女の子の全裸だったんですよ。実はあとあと名作になるんですよね。映画「転校生」の原作だし、こーゆー”男女の中身が入れ替わっちゃった☆”って話の元祖なんじゃないでしょうか。よく知らないけど。
でもアタシは単なるハダカ目的でした。本屋で自分でコレ欲しいって言った記憶がありますね。本文の挿絵もハダカ満開で、非常に楽しかったです。それこそ何度も何度も読みました。ハダカダイスキー!(瞳孔開き気味で
基本的に好きになった作家の作品は全て揃える、という読書法なんですが、その始まりのキッカケは小5の時に友達から貸して貰った通りすがりのレイディ (集英社文庫 コバルトシリーズ 75-D)です。新井素子ですね。コレ読んで一気にハマって彼女の著作を全部買い揃えたんですが、その中でも一番好きなのがコレ。
- 作者: 新井素子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1981/01
- メディア: 文庫
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始終能天気に事が運んでいくのにラストでぞ〜っ(寒気)てゆう、SF作品のお手本のような話です。きっと今読み返したら独特の一人称語りに怖気が立ちまくるんでしょうが当時はなんの疑問を持たずに読んでましたから、世代に合った文体だったんでしょうね。一番怖いのは、この新井素子さんという人はその後いくつになってもこの文体を貫き通してるって事でしょうか。SFってゆうかホラーですね、ある意味。最近見かけないけどお元気なんでしょうか。相変わらず旦那さんと関東ローム層の上で仲良くやってらっさるんでしょうか。
中学あたりで今で言うボーイズラブ、当時で言うとJUNE、とかやおい、とかそういったジャンルに開眼するんですがその辺はすっ飛ばしまして高校の頃、友人の影響で筋肉少女帯を知りました。でその後短大あたりで大槻ケンヂのエッセイにはまりました。著作は多分全部持ってるんですが、年代別に読むとその頃リリースした楽曲に内容が絶妙にリンクしていて面白いです。UFOにはまって精神病になって医者にUFOに関する探求を止められたあと徐々に回復していくあたりの文章とか、ちょっとヤバくてニヤニヤしてしまいます。はい、悪趣味です。
だから特にこの一冊、とは言いがたいので最初に買った彼の著作を。
- 作者: 大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: JICC出版局
- 発売日: 1992/06
- メディア: 単行本
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初期のオーケンは椎名誠の劣化コピーみたいな文章を書いていて、そのへんが見所でもありますかね。ええ、悪趣味です。
…ここまで耐えてきましたが、もう、もう限界です。ボーイズラブ作品を、オレにオレにオレに紹介させてくれっっ!!誰も止めてないのに自分で自制してました。心底どうでもいい。すでに2項目で出しちゃってるし。え〜サクッといきます。
- 作者: 木原音瀬,紺野キタ
- 出版社/メーカー: オークラ出版
- 発売日: 2002/01/01
- メディア: 文庫
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どれだけ木原音瀬テンテイが好きですかって話ですけれども。好きなんです大好きなんです。
人間はバカで、愚かです。そして恋をしている時、人間は特にバカになります。右も左も時には相手の事情さえ考えられないくらいに、バカになってしまいます。しかしそれでいいじゃないか、それがいいじゃないか、と木原テンテイは手を変え品を変え書き続けてらっさるような気がします。
テンテイの世界では、その力加減がちょっと行き過ぎた”愛しすぎる”人間がたくさん出てきまして、しかし大抵もう片方の”愛されすぎる”方がそれを許して受け入れたり、諦めて放っておいたりしてお話が終わるパターンが多いんですが、この「恋愛時間」は始終ウマい具合に双方のバランスが取れてるんです。なので非常に安心して読んでいただけますし、なんだボーイズラブって面白いじゃんって思ってもらえる作品に仕上がっていると思います。
なので、ボーイズラブ小説に興味がある人だとか、ちょっと読んでみたいけど何から読んでいいかわからないって人には必ず最初に薦める一冊です。コレは文庫版で、それ以前にノベルズが出てますがコッチの方が挿絵も奇麗で入手も安易で値段も安いので、もし興味が湧いたら手に取ってみて下さいよ。きっとご満足いただけると思いますよ。そんで気に入ったら他の木原作品も読んでみて下さい。ホント面白いから。
なんか最後は「お薦めの5冊」みたいになっちゃいましたけども、自分の思い入れのあるものは人にも読んで欲しいじゃない。そういうことで、ひとつ。
バトンをタッチ
長いこと持ってる間にグズグズに溶けてなくなってしまいました。あらあら残念☆