ラーメンズ@道新ホール

ラーメンズ第15回公演 アリス」(2/6昼公演)


…終わってしまいました。アリスin札幌。
次から次へと押し寄せる万感の思いを胸に、精一杯ネタバレ報告させていただきます。押忍。





↓ネ

↓タ

↓バ

↓レ


まずはこの事を先に述べさせて下さい。
皆さん、賢太郎が言いましたよ。私達に向かって、「愛しているよ」と言いました。
笑いに落とすでもなく、照れた様子もなく、格好つけるでもなく、とても自然な表情で、「愛しているよ」と唐突に、コント中にも関わらず、そう私達に言いました。
もうそれだけでアタシは今日見に行って良かったと思いましたよ。
「何今更言ってんだよバカ野郎!そんなのなぁ、こっちの方がなぁ、とっくの昔っからなぁ、その何倍も何万倍も、お前等を愛してるんだよ!」
…って、思いませんか?でないとココまで一生懸命ついていきませんよ。一生懸命お金貯めて、一生懸命時間を作って、一生懸命会いに行って、一生懸命皆で語り合ったりしてませんよ。
やっと気付いたか、やっと言ったかお前、言ってくれたか。つう気持ちで一杯です。そう言わせる何かが、今日の道新ホールにはあったんでしょうね、おそらく。なんだかソレがやけに誇らしく、その空間を一緒に作れた事が嬉しいです。
これから先の地方公演で小林賢太郎が同じ事を言っても、言わなくても、どうか皆さん計算だとか策略だとか、どうかどうか思わないで頂きたい。とにかく自然な言い方だったんですから。そんできっと全国の皆にも同じように言って回りたいんだと思うんですよ。そういう大きな「愛しているよ」でしたよ。
こんな事を号泣しながら書いてるアタシは気持ち悪いか?気持ち悪くなんかない、絶対!そういうんじゃないんだこれは。そういうんじゃないんだ、この愛情は!


わはは〜続々とコメント欄が伸びていってますが。ソチラのレスは後ほど改めてさせていただくとして、まずはネタバレ報告、開始します☆ アンテナ上げまくりでいきますよ〜覚悟してらっしゃい!ふはは。


本日の客層は、おそらく初見とリピーターが入り混じっているらしき、非常に落ち着いた雰囲気でした。どっちかというとリピーターの方が多かったかな?だって「バニー部」明転直後の反応が比較的静かでしたから。「うん、知ってる知ってる」みたいな?(笑) そう考えるとある意味やりにくい客層だったとも言えますね。ただし、何度も観に来てるという事はそれだけで「ラーメンズバカ」の証であり、そのせいか会場全体が非常に暖かい雰囲気に包まれておりました。キャーとかヒ〜とか言わない人達。かといって訳知り顔でネタを先読みして笑い声が先走ったり控えたりすることもなく、次の台詞に被っちゃうくらいに毎回同じところで爆笑しちゃう人達。
北海道のお客さんはあたたかい、というのは誰のライブに行っても言われることらしくて、まぁお世辞入り・言葉半分に取ったとしても、それって結構頷ける気がします。「熱しにくく冷めやすい」北海道の人達ではありますが、それは感情を表に出す事に照れがあるだけで、意外と心の中は熱かったりするんです。で、ゆうても離島ですから。わざわざ津軽海峡越えて来てくれる方達って少ないわけです。全国ツアー!と銘打っておいて北海道無視かよ?!みたいな思いを何度もしている人達なんです。だからいざ来てくれた時には熱烈に歓迎しますよ。そして続けて来てくれる人は自分の家族みたいに受け入れてくれます。そんな土地柄が「あたたかい」と評されるのではないか、と。手前味噌甚だしいですがアタシはそう思ってます。その辺のいい例が「TEAM NACS」を中心とするオフィスCUEタレントの人気っぷりに現れてるんではないでしょうか。だってあの人達は来てくれるどころか、元々居て、これからもずっと居てくれるんですもの。そりゃ愛しますよ、道産子ならきっと誰だって。
話がずれにずれましたが、そんな訳で本日の会場には大変に暖かい土壌がありました。


1.旅立ち
終盤、「ただいまー」「おかえりー」と言いながらクルクル回転して舞台中央まで戻ってくるシーン。昨日は小林が片桐の足を踏んだとでも思ったのか「ん?」と足元を見て「だいじょぶか?」と声を掛けるが片桐は「?」顔、という非常に愛らしい光景があったせいで思わず固唾を呑んで見守ってしまいましたが、本日は何事もなくホッ。ホント日に日に心情がおかんになってあかん。(ダシャレですよ、勿論。)


2.後藤
本日も片桐の張り手が冴え渡りました。ピチパンピチパンいーい音なってたよ〜!ヨイショー!きっとあの、片桐が小林の胸を叩いている…ってシーンで起こる笑いの何割かは「微動だにしない小林に必死の形相で挑む片桐の滑稽さ」よりも「イイ音が鳴る、肉」に向けられたものだとアタシは半ば確信しているんだけども、どうだろうか。そのうちその割合が逆転する日も近いと思います。やったねSEKITORI☆ヨイショー!
「片桐:張り手→小林:ビンタ」と「片桐:パンチ→小林:肘の痛いツボ押し」の2パターンあるけど、そういえば昨日、ツボ押しのために小林が手首を取っただけで「いたぁい!」って片桐が崩れ落ちちゃって、そのまま流せばいいのに「まだ何もしてないのに!」つて大袈裟にアピールする小林が笑ったわ〜。
コメント欄で教えてもらった「インコの物真似」、またしてもコメント欄で補足してもらっちゃった☆皆さんあーざーす!そうか〜そうか〜TVブロスネタだったのか〜ブロッシャーでないアタシにはちぃともわからなかったわ〜ラーメンズの紙媒体はたいして熱心に集めてないのが今になって響いてきた。でもどうせ教えてもらえるから別にいいや♪えへ。
だけどその場の情報だけで成立しないネタって、アタシは基本的に感心しませんけどね。それ言っちゃうとバニーとかも似たようなもんだけど、アレはあくまでもネタ元は本公演ってとこがギリギリセーフだと思うんですよ。それに前の知らなくても十分ネタ的に理解できるし。でもインコのはなぁ…正直言われないとわかりませんよ。うーん、こう書くと紙媒体はラーメンズじゃない、って言ってるようなもんだな。まぁその通りなんだけど。要はアタシがもう一歩踏み込んでラーメンズの活動全体を味わうべきなのかなぁ。これから先、今までにも増して色んなお仕事をなさるでしょうから、100%楽しむためには他も押さえとけって事かい。えーい、この金食い虫がっ!


3.風が吹いたら
じゃじゃじゃ「風が吹いたらドミノが倒れた!」ってゆうネタも、もしかしてブロス…?毎回そこで起こる笑いが必要以上に大きいのが気になってたんだけど…単なる気のせいかしらん。
肘置きつきの椅子に座る小林のパントマイム、初日は殆ど腕を肘置きに掛けっぱなしだったけど、昨日今日は膝のところで手を組んだり色々してた気がする。小林さん、お疲れですか?肉が重かったのですか?(ニヤニヤ)(ココまでくるともう粘質なイジメだな…)(でも書く!ドーン。)


4.バニー部
窓開けて自由が云々…て言うのがなかった〜残念。アレ好きだったのに。
そういえば「因幡中学校3年」って今日も言ってた。じゃあアレはアドリブでもなんでもなかったんですね。きっと初日も言ってたんだろうに、なんで昨日だけ皆(自分含む)食い付いたんだろう…不思議。やっぱり舞台は生物なのだわー。そして演者と観客は一心同体なのだわー。大吟醸の本名は松竜太郎。だったと思う。多分。どうでもいいトコだけど。
砂浜にサーベルで円を描くシーン、初日は「ここがワタシの部屋☆」で、昨日と今日が「この中にある砂の数、二兆。」でした。で、円の外から砂をつまんで持って来て「二兆1、二兆2、3…」て。子供ネタ炸裂☆それと今日だけはその後に「ん?あ、そうか…」と独り言をブツブツ言いながらサーベルでまたなにやら描いて「一筆書きの家って、こう描くんだ〜」って。*1でも長いこと待ったわりには”ややうけ”でした。残念!
バニー部の活動はオモテナシです→ウラがあるんだよーぉのシーン。片桐の後ろに回りこんだ小林は「今日はいかがなさいますか〜?」と美容師コント攻撃!片桐吹き出す。そのあと頭の上に手をかざして何やらハンドパワーを発している。片桐が気になって見上げると「俺の中にいる悪い菌を出しているんだよ」と。片桐爆笑。そうだねーかなり悪いもんいっぱい持ってるもんねー?(笑顔で)トッポジージョ口調と「〜バニか?」は、いつ聞いても笑うなぁ〜キモいよ〜うわーん!(笑顔で)


5.働かせて下さい
昨日より小林の動きが小さい。首をブンブン横に振るとこ以外は直立不動で片桐の話を聞いているだけ。きっと初日もそうだったんだろうね。昨日やってた多少動きがある方のがお客にとっては”一粒で二度おいしい”から笑いドコロは増えるけど、ネタ的には散漫になっちゃうかな〜。さてビデオに収められる方はドッチなんでしょうか。楽しみだねぇ。
ただ、今日だけ後半に大きな動きがありました、近づいてくる片桐を退ける方法が初日=カメハメ波、昨日=超能力遠隔操作だったのが、今日は片桐の額に手を当ててグイグイ舞台の端まで押してってました。だけどそのせいで元の位置に戻るのが片桐の再び話し出すタイミングに間に合わなくて、苦笑いで小走りする小林。そこで吹っ切れたのか、以降は床に寝っ転がってニヤニヤしながら片桐の話を聞いてました。悪い顔〜!!
小林さんの「小走り」の様が異様に好きなんス、アタシ。だから見れて嬉しかった。腕も腰も足も中途半端に曲げて、手首ブラブラさせながらヒョコヒョコ走るかんじ。過去作品で言うとCLASSIC「バニーボーイ」で片桐さんにベットに投げられて戻って来る時の、あの走り方です。その時の半笑いな顔まで含めて凄く好き。なんだこのツボ。ピンポイントすぎる。


6.競技会
うわーん間違えたー昨日のサンダーマウンテン!ての、嘘嘘〜正しくはパラダイス銀河!でしたー。(どうでもいい)*2 今日も「フリーズ!」「タッチ!タッチ!」出たー。最前列のお客さん、いつもお疲れ様です。そして、お気の毒様です。
ヒデ(片桐)と喧嘩して「ナニ無駄なカロリー使ってんだろ?」と嫌味な事を言うレイコ(小林)。「痩せるわ!」の後「ウエスト増えるわ!」って、そっちは小林さん御自身の事ですね。自虐的ぃ☆
メタモルフォーゼ中は全く前が見えない小林さん。今までは駆け寄るヒデの手を振り払って戦いの構えを取ってたけど、何故か今日は手を胸の前で交差させて、守ってました。何を?肉を。で、元に戻ってきた時「出来たな!メタモルフォーゼ!」ってヒデが興奮気味に言っても「出来てたの…?」と半笑いなレイコ。守りきれなかったらしい。何を?肉を。
予選を突破したヒデとレイコ。「よっしゃー!」と張り切って手に粉をはたく片桐にハプニングが!誤って白い粉を黒いベストにべったり付けてしまった!焦る片桐。そこへすかさずレイコの声が。「大丈夫、大丈夫、今日で最後だから!」コンビ愛〜〜!!じゃーん。コント終了後の幕間で、ピンクの懐中電灯で片桐の汚した部分を照らす小林。「やっちまったよ〜!」と天を仰ぐ片桐。コンビ愛〜〜!!じゃーん。
ついでに言うと、片桐がはけた後も小林はその場に残り、片桐のこぼした白い粉を指でつまんで検証してから、ピンクの光を自分の顔にあててました。*3やっぱり最終日だけあって幕間も自由だ〜。


7.不思議な国のニポン
幕間で華麗に箱を並べる小林は相変わらず。なんと今日は片桐さんまで魅せてくれちゃいましたよ?!でも如何せんやり慣れてないもんだから『ただ壁に凭れ掛かった人』みたいになっちゃった。華麗じゃない!舞でもない!「でもいいのっ仁さんがそうしたなら、それが私達にとっての舞!」みたいな慈愛溢れる拍手が会場内に響きましたよ。わはは、皆バカだよね〜
本日のお客さんは「わかってるけど笑っちゃう」大変な「ラーメンズバカ」集団であった、と前述しました。だからなのか単にその時の気分なのかはわかりませんが、本日は片桐さん板付き。当然観客はわかってますから、ざわめきも少なめ。だけどティーチャー登場→「お久し振りデス」の後に起こった拍手は大きかったですね。全然お久し振りでもないのに。そういうのって傍から見たら単なる馴れ合いにしか映らない事かもしれないけど、「皆でこの祭りを楽しもうじゃないか!」て気分になりますよ、どうしたって。だって今日で終りなんだもん。精一杯楽しみまくって帰りたいじゃない。
本日の『ティーチャー、チェスに勝った生徒にご褒美を授ける』の儀式はいつもとは反対向きにグルッと大回りしてから。そのせいで片桐さんが『喜び顔』がよく見えなかったよ、ティーチャー!余計な事しないでよ、ティーチャー!(酷い)
あー北海道のとこで「県民」てゆうてるか「道民」てゆうてるか確認するの忘れた。(どうでもいい)「あんなに大きな時計台があるのに、どうしてそんなにのんびりデスカ?」て言われてしまいました。そういえば初日にも言われてたわ。
「ザンギって、ナンデスカ?」「…モビルスーツ?」までは昨日と一緒だったんだけど、今日はその後一呼吸おいて「速い!あの赤いザンギ!」と。シャー専用かよ!更に続けてガンダム関連らしき事を言うんだけど、全然ザンギと関係ないトコに着地しちゃうティーチャー。それじゃあただの『ガンダムっぽい事を言う人』だよ、ティーチャー!思いつきでしゃべるとろくな事ないね、ティーチャー!片桐さん、当然爆笑です。
「牛タン」のところで「牛タンたたんたんたたんたん!」と言うのは初日からずっとあったんですが、昨日からは

小林「牛タンたたんたんたたんたん!


片桐「牛タンたたんたんたたんたん!


小林「牛タンたたん!」


片桐「牛タンたたん!」


二人「牛タンたたんたんたたんたん!」

合わせ技決めてきたーー!日々進化しておりますね、このネタは。あともう一箇所同じようなテイで合わせ技決めてました。シぃビレるぅ!
山口県で、ティーチャーが「山口」と名産の「河豚」を鏡文字で、書く。恒例ですね。両手同時にやるのがすぎょいよね〜!でもソレと同じくらい、地味だよね〜!ココはもう全然笑いとか関係ないから。『ものっそ真剣な顔で試練に挑む小林賢太郎を、ただひたすら皆で見守るコーナー』、です!TVの下のほうに書いてありますからね。小林さんも試練かもしれませんが、見ている観客にも相当な忍耐力が要求されます。しかも向こうはやりたくてやってるけど、こっちは望んで挑んでる訳じゃないからね?まずこの時点からして温度差がありますよ、当然。
で、それではあまりにも不親切だとでも思ったのか、今日は「山口」と書いた後、

「次は、河豚、を書きます!まずは普通に書きます


(鏡文字の「河豚」を右手だけで書く)(それなりに速くて上手い。拍手。)


「じゃあ、次は両手で」


(いつもにも増してヘロヘロ)(えー。)

間延びする事この上ない!そんな追加サービスは無用です、ティーチャー!わはは。拍手だってパラパラですよ。当たり前だ、クッソも面白くねぇーんだもの。だけど「パラパラって…」と拍手の少なさがご不満らしいティーチャー。なにぃ?!と。そう言われて黙ってちゃあ、我々「ラーメンズバカ」の沽券に関わりますよ。途端に場内割れんばかりの拍手!わ〜!!片桐さんが「違う違う!甘やかすな!」とばかりに首をブンブン振っても、わ〜!!…もう、バカばっかりだ。(笑)
どこでだったかなぁ〜もう忘れちゃったけど。ティーチャーが幾分顔を上げてスッと目を閉じてジッと佇むポーズを見せたんです。片桐さんも含め場内「?」「?」「?」のフキダシ出まくり。しばらくしてやっと口開いたと思ったら「仏の顔。」だって。意味がわかりません!イヤ、言われて意味はわかったけど、何故今ソレを?!全く意味がわかりません!非常にバカバカしい言動に一同呆れつつも場内が生暖かい笑いに包まれたときに、ハイここで例の、「愛しているよ」発言ですよ。突然ツルッと言いましたからね、そんな事を。恥ずかしげもなく。「仏の顔」のまんまで。


…さて、どうだろう。これはネタだったんだろうかどうだったんだろうか。一夜明けて判らなくなったりもしないではないけど、きっとその言葉まんまの意味で受け取っておいて、間違いないんじゃないでしょうか。
多分「仏→慈愛→愛」みたいな単純な連想から、軽い気持ちで言ったとは思うんですよ。でもねぇ、

  • 「愛しているよ」という単語をわざわざチョイスして、
  • エンディングトークならいざ知らずコント中の発言として、
  • スルッと口について出てきた、

この部分を「軽くクリア」しちゃってる時点で、今まで小林賢太郎が舞台上でアタシ達に見せてきた姿を思えば、物凄く驚いていいエピソードだと思いますよ。アタシはその時、小林賢太郎の「ラーメンズを愛する気持ち」とアタシ達ファンの「ラーメンズを愛する気持ち」がやっと同じになったんじゃないか、と感じました。
ラーメンズ」は小林賢太郎片桐仁が生み出すものです。そして、私達観客は彼らが投げるボールを拾い上げる事にただただ必死です。彼らが発信してくれない事には始まらないわけですからね。だけど当たり前のこととして、受信する側が居ないと発信しても意味ないわけですよ。受信する側も口開けて欲しがって待ってるだけじゃあアンテナが錆びてしまいます。発信側はちゃんと受け取ってもらえるように、受信側はしっかりと受け止められるように、10年かけてちょっとづつ歩み寄って来た。それが今やっと「ラーメンズ」という『祭り』を一緒に盛り上げて、一緒に楽しめるようになってきたんじゃないでしょうか。
だから揺るぎないんですよ、この愛情は!と、冒頭で述べさせてもらいました。だからねぇ、これから先、色々面白いことを考えてくれているらしいラーメンズの二人には、物凄い期待しています。と同時に、つまんなかったらタダじゃおかねぇぞ、この野郎!とムチをピシーッピシーッと打ち鳴らしてますよ、こっちは。面白くなかったら、面白くねぇ!って言いますよ。当たり前じゃないですか。こっちだってねぇ、この祭りを成功させてやろうと思って、全身全霊かけて意気込んでるんだ。それぐらいは当然させてもらいますよ!
だからお前は太ってる場合じゃない!だからお前は痩せてる場合じゃないんだ!ちゃんと健康体になりなさいよ!!…と、最後はおかんになってしまいますね、どうしても。わはは。


話をネタバレにもどしますよ。エンディングトーク
今日はアンコール一回だけ。そのぶんかなり長めでした。殆ど忘れてしまいましたので、思い出せるトコだけ。


片桐さんの粘土道は無事完売したそうです。拍手〜。「でも持ち込んだ分だけ、だからね?」と、依然断然在庫が余っている事を強調。「わかってるんだ、高いってことは!」と、開き直る父さん。そしてポソッと「一年くらいかけてゆっくり売ってけばいいよね〜なんて言ってたのに、一年半売ってんの」と。そんな切ない裏事情を笑顔で言わないで、父さん!ごめん、アタシも買ってない!わはは。


そんな父さんの乳首は、今日も元気に立っておりました。「なんでか常に立っちゃう」んだそうです。でも「言っとくけど、シャラポワよりも前からだからね!」って、どんな負けん気ですかソレ。近頃話題だから〜つてそう簡単に立てられるものじゃないってゆうのは皆わかってますよ、父さん。『今年の冬は、乳首立てがトレンド!』んなアホな。


あ、あとね、初めて聞いたよ「リアル嘘」!
多分音響の不具合だとは思うのですが、トーク中に「ドド、ドドドドドドド……」という、地鳴りのような低い音がスピーカーから流れてきたんです。2、3回で収まるかな…と壇上の二人も観客も無視してたんですが、さすがに4回ともなると触れないわけにはいかないくらい、邪魔になってきまして。

小林「?」(不審気に天井を見上げる)


片桐「なにこれ?」


小林「あ〜これはね、ビルが工事中なんですよ。*4 僕らのライブ中は一時中断してもらってたんです。今はもう終わったんで再開したんですね」(超普通の調子)


片桐「あ、そうなんだ」(分かっていながら相槌)


観客「へぇ〜〜…」(納得)


小林「(そうそう、と笑顔で頷く)」

えぇえ〜〜〜!!納得しちゃったの?!
てゆうかね、あの場は「わかってて付き合う」片桐タイプと「わかってるけど付き合わない」アタシタイプが殆どで、純粋に信じた人は一割にも満たなかったと思うんですよ。でも会場全体としては「納得!」ってオチがついちゃった。
なんでかってゆうと、信じた人と片桐タイプは、当然相槌しますわな。で、アタシみたいなへそ曲りの人は笑いも突っ込みもせず、生暖かく、見守った。結果、”薄っすらとした相槌”だけが会場に残ったというわけです。なんだこの『全体的にコント』なかんじ。気持ちが悪い!プロか?!客もプロか?!もうアタシはリアル嘘よりも、そこんトコが可笑しくてしょうがなかったですよ。


アリス作文は

片桐
あんたねぇ! 理不尽なんだよ! ススキノ価格って!

うまい!その上手さモジャー級!怒りの演技も含めて10点!満点!
その後突然フられて、何にも考えてなかった小林は崩れ落ちるみたいに壁にピターンと貼り付く。そしてパントマイムで壁伝いに横移動。拍手〜!!「そんなのはいーんだよ!」キレる片桐。小林「時間をくれ」片桐「いいよ〜」リズムよく身体を揺らして時間を計る片桐。ティーチャーの教壇に肘付いて考え込む小林。

片桐「20秒」「10秒…」


小林「はい」(挙手)


観客「おーー!」(「時間前に考え付いた!」という賞賛の拍手)


片桐「甘やかすな!お前ら、母親かっ!」(観客に向かって)

父さんに叱られた〜!「まぁまぁ顔がいいからって甘やかしやがって!」て言われた〜!ちょっとやり過ぎちゃった「ラーメンズバカ」集団(笑)
で、満を持して発表された我らが息子・小林賢太郎のアリス作文がコチラ。

小林
アイ リターントゥマイ スイートホーム(I return to my sweet home.)

ぐわ〜!何だお前何だお前〜今日のお前はなんなんだ〜!ジタバタしない方が無理でしょう、先程に続いてこんな事言われたら。なんだ?子供でも生まれたか?『人は自分が幸せなときだけ 他人に優しく出来る』って辞書にも書いてあるんだ、アタシの!あー気持ち悪いあー気持ち悪い。恥ずかしいからそんな事言うな〜!アノ時とコノ時、毛穴という毛穴から一斉に変な汁が出ましたよ、本当。やめてチョーダイ!心臓に悪いわ!採点不能!0点!
片桐さんも当然「サムッ」「嘘でしょ?」なリアクション。でも小林さんは前言撤回する事もなく「だって思いついちゃったからさぁ〜」なんて、いたって普通の様子。なんなんだ一体。言われたコッチの身にもなれ!


東京でのアリス作文BESTを3本ほど紹介してくれました。全部片桐作品。

アタシのねぇ! 理想はねぇ! スイス人!

なんでちょっとキレ気味なんスか。(笑)
あとふたつよく覚えてないや。

あ〜そうなの? 力士って 相撲取りのことなんだ!

「あ」に自信なし。でも上手いねぇ。あとひとつは完全に忘れてしまいました。


で色々ダラダラ駄弁ってたら小林さんがふいに「あ〜終わりなくねぇな〜」て。それはコッチの台詞だー!ついさっき全コント終了後、二人がお辞儀した時にちょこっと涙ぐんじゃいながら痛いほど感じた事だ、それは!*5 よりによってお前が言うか〜。くそー。くそー。(「可愛さ余って憎さ百倍」の図。)

小林「とは言っても借り物ですしね?ココ。借りたものは返さないと」


片桐「そうですよ」


小林「まだ全国をグルッと回るわけですから」


片桐「あと42公演!」


小林「多いな〜」


片桐「多すぎ!」


小林「これから全国色んなトコでやりますから、全部ついて来てもいいですよ?」

「いいですよ?」じゃないよ!あーもー。あーもー。そんなふうにアタシ達の心を掻き乱すだけ掻き乱して、ラのつくコンビは笑顔で去っていきましたとさ。




う〜ん疲れた。結局丸一日以上かかりましたよ、このエントリー仕上げるまで。長々とここまで読んでいただいた方も疲れましたでしょう?すみませんね。ありがとうございました。それでは最後に不肖ワタクソもアリス作文、いかせていただきます。

mou-mou
アホふたり 両手つないで スキップスキップランララーン

どこまでもスキップで駆けて行って下さいな。どこまでだって、ついて行きますから。


(おしまい)

*1:id:Annikaさん情報。あーざーす!

*2:後日注:それも間違い。本当はパラダイス”大”銀河。訂正厨マジうぜー☆

*3:表情までは遠すぎて確認できず。

*4:道新ホールはビルの8階にあります

*5:片桐さんからアンケート用紙に「最近泣いた事」を書くようお達しがありましたので、アタシは正直に「ついさっきです」と書きましたよ。はずい…っ