拝啓 id:wasteさま

「いたいけざかり」のリンク元を巡っていて、かなり前の更新分(id:waste:20040407#1081346789)に行き当たりました。もしかしてもう解決済みか、とも思いましたが他にも好きな作家さんが似てたりして勝手に親近感が湧いてしまったので、ちょこっとおばちゃんの話を聞いてやって下さい。

でも自分が始めて雑誌「麗人」でこの人の作品を読んだ時(そしてはまった時)、
ペン・ネームはかわかみじゅんこでしたが…何故?
その「麗人」で読んだ思い出の作品は収録されていませんが、………

それはおそらく「あかずのふみきり」*1という作品だと思われます。
黒髪の長髪くんがカメラ目線でこちらに語りかけてくる、という話ですよね?かわかみじゅんこ名義なのに、ムチュとかムニュとかないにしてもこの話は明らかにジャンルがボーイズラブ、というある意味異色の作品です。
実はアタシもこれが”初・かわかみじゅんこ”でして、立ち読みしながら衝撃を受けたものでした。魅力的な構造とネームもさることながら、その少し前にこれまた立ち読みでもの凄く気に入った話の「続編だ、これはっ」と内心もの凄く盛り上がったのです。その話というのがJuneに載っていた雁須磨子の「はしろうか」*2で、同じ黒髪の長髪くんが出てくるんです。「あかずのふみきり」の中で「お前のがでかいわ」などという台詞が出てくるところから考えて、時系列順では「はしろうか」のあとが「あかずのふみきり」でしょうかね。
両方とも一度立ち読みしただけなので作家名もわからず、当時はアタクシこのシトらを同一人物だとばっかり思ってまして、それぞれのコミックスが出てから別々の人間だという事がやっとわかった、っつうどうにも阿呆阿呆しいエピソードもあります。だってファーストインパクトがコレとアレだもの、そりゃ間違うなって言う方が無理ってもんです。きけばこの二人、一昔前には一緒に組んで同人誌も出してたとか。納得。


長々と自分話に始終してしまいましたが、この「少女ケニヤ」と「ひな菊」、どちらも秀作揃いなので、まだ読んだ事がなければ是非読んでみて下さい。それと、もしすでに周知の事実でありましたらば、ばっさりスルーして下さって結構です!お目汚し失礼しました。