≪試写会≫「インファナル・アフェア」

原題は『無間道』。仏教用語らしいですが「無間地獄」の「無間」と同じだと考えればイメージしやすいでしょうか。それを『infernal Affair』と訳してみたんですね。地獄の出来事。確かにそんな重い感じのお話でした。


面白かったですよ。余計な台詞や過度な演技を極力おさえながらも緩急のある演出。大人風味の物語もなかなかのもので、脚本が絶賛されるのもわかります。ただ、個人的には本編よりなによりも主演助演のお二人がヂュエットなさっている主題歌!ソコが一番の見所です!これからご覧になるという方は決して最後まで席を立つことなかれ。歌詞を見落とすことなかれ。香港映画のナニが好きって、こういうバタ臭いところなのよね♪


邦題の直訳を調べている時に思ったんですが、この映画には「出来事」とか「事態」なんていう訳語では、イマイチなまっちょろいんですよね。仏教用語云々抜きにしても「無間道(むげんどう)」という言葉が一番相応しい。これから先の人生「無限(むげん)」に続く「無間道(むげんどう)」を”彼”は「無言(むごん)」で歩み続ける。


香港2大スター、トニー・レオンアンディ・ラウ競演のハードボイルドサスペンス映画!香港映画賞総なめ!リメイク権を巡ってハリウッドが争奪戦!なんてゆう仰々しい宣伝文句には特に感じるところはなかった(へそ曲がりなもんで。)んですが、そのリメイク版にピットちゃんが出演するとかしないとかゆうトコだけは大袈裟に反応してみた。嗜みです。