情熱大陸「氣志團」
「ミュージシャン・氣志團の魅力に迫る!」って…どうだい。あんま迫れてなかっただろ。氣志團をドキュメンタリーで伝えようとすること事態に無理があるよなーそもそも。
陰の努力とか裏事情とかソリャ当然「大変ね」とは思うけども、氣志團の場合はそれで感心したり新たな興味が湧いたりするもんでもない気がする。氣志團に限っては「本当の姿」なんてたいして重要じゃないだ。綾小路翔の虚構と嘘が表舞台に上がった瞬間が面白いんであって、嘘が嘘でなくなったら「氣志團」なんて存在出来ないもの。その嘘を突き通してどこまでもアタシ達を楽しませるために彼らは居るんです。それだけでもう十分ありがたい事じゃあないですか。
彼らはあくまでもフェアリーちゃんなのですよ、皆さん。だから「綾小路って本名?!」とか「本当は三十路?!」とか「光ちゃんて実はしゃべれるんでしょ?!」とか言いっこなし★いつまでも可愛い嘘で騙してくれる狼少年が居なくなったらそれはそれで淋しいもんです。…って、尾田栄一郎も言ってる*1 。