どり〜む

なかなか現実にもどれませんね。
大泉さんと藤村Dの日記が素敵だったのでコピペ保存。


ハイ!お疲れさ〜ん!!





終わっちゃったねぇ、ジャンボリー。
来てくれた皆さん本当にありがとう。
来れなかった皆さんはDVDを見てね。本当に楽しい時間でしたなぁ。
作ってる時は地獄の苦しみでしたが(笑)
でもCUEのファンの皆様に見せると思うとどんな苦しみにも耐えられますな。だってあれだけ盛り上がってくれて、あれだけ幸せそうな顔してくれるんだから。今回はいつものナックスの公演と違って舞台からお客さんを見る余裕があったのね。そしたらね、本当に嬉しそうな顔してるんだよ。心から笑ってらっしゃる。そして泣いてくれてる。あれ見ちゃうとどんな苦労も吹き飛ぶね。
本当に楽しい時間をありがとう。


さあ!そして今日はもう月曜日です。またナックス連中はそれぞれバラバラに仕事です。
頑張れよみんな!
でもこれがいいじゃない。
何かあったら集ってビシっとやる。そしてそれがおわったらまた日常に戻っていくわけだ。
だから祭りはいいんだね。
また2年後だ諸君!!
その時は必ずまた集ること!!


いいね。


では、私はずっと行けてなかった墓参りに行ってきます。
「俺の話ばっかり舞台でやって、実際にはちっとも会いに来ないんでないか」
とじいさんが怒っておりますので(笑)


2006/08/21(Mon.) 10:34

「いいね。」
実に男ッ前。
モバイルの方にはお母様が撮影したお供えの花を手にする洋ちゃんのご尊顔がアップされてました。久し振りに恒三さんはじめご家族の皆さんとゆっくり出来たんでしょうか。一時でものんびりしていただきたいものです。

月曜日となりました。8月21日。藤村でございます。


週末、鈴井社長率いるオフィスキューさんのイベント「ダサキュー・ドリーム・ジャンボリー」が開催されまして、わたくしも見させていただきました。


冒頭、総合演出をつとめる大泉洋が、影マイクで会場諸注意を述べました。


オフィスキューのファン以外の方は、すぐに退席して下さい」


さすが。ケータイの電源よりずっと大事な注意事項ですね。素晴らしい。


万がいち一般の方が会場へと迷い込み、この注意事項を守らず客席に居座ってしまったら、それはもうオープニングから大惨事が起こってしまいます。


オープニング、まばゆいばかりの逆光の中、ビシッとスーツを決め込んだローカルタレントたちが華々しくステージに登場する。「ギャーッ!」と声が上がったかと思えば、ローカルタレントの顔が貼られたうちわを大きく振りあおぎながら、観客が一斉に立ち上がる。オクラホマの登場からして総立ち。洋ちゃんなんてのが登場しようもんなら総毛立ち。


「わかっている」はずだった私ですら思わず目を伏せたこの惨劇を、事情もわからない人が見たらどうなってしまうのか。


たかが北海道のローカルタレントが、あたかも人気アイドルが如く歌い踊り、そこに集まるファンの皆様も、あたかも人気アイドルを見るが如く黄色い声援を送る。


「キュー・ドリーム・ジャンボリー」。それは、ステージ上の人間と、そして観客の双方が、「あたかも」を「演ずる」ことによって初めて成り立つ、実にフシギな、そして奥深いイベントなのであります。


大泉洋は最後に言いました。「皆さんは観客のプロだ!」。


まさにその通り。安田さんの流し目に卒倒し、四十路を越えた社長の奮闘に絶叫する。事前の打ち合わせなどなく、しかし、客席の惜しみない協力を絶対的前提として演出されたステージ。観客の協力なしでは生み出せない異空間。


2年に一度札幌という地方都市で開催されるこのイベントは、


「世界的にも非常に稀有なジャンルの、しかし一級のエンターテイメントである」


ステージ上の演者と、客席に陣取る2千数百人の「共演者」を冷静に眺めながら、私はそう思ったのであります。


しかし、そうやって客観的に眺めていた私にステージ後半、予想外のことが起こった。大泉洋作・演出の小芝居に、不覚にも最大級の涙を流してしまったのだ。明らかに不覚であった。


大泉洋の自伝的ドラマ「山田家の人々」の続編として作られた今回の芝居。どうでしょう本にも連載されている、仲が良かったおじいさんとの実話がベースだ。大泉洋は、どうでしょうのロケ中におじいさんを亡くし、その死に目に会えなかった。


夏の日。おじいさんとの別れ。劇中で大泉役を演ずる安田さんの泣き顔は、「北の国から」の邦衛先生並みに私の喉を締め付けた。


大泉洋というのは、実にツボを押さえている。その天性のカンは、やつが作り手となった時にも如何なく発揮される。ダサダサタレントの歌謡ショーのあとに、なぜ最大級の涙を流さなければならないのか。私が当時の状況を知る人間であったことを差し引いても、なぜあんな強引な技に見事一本取られてしまったのか。


役者・大泉洋に心を動かされることはまだまだ少ないが、作家、演出家としての大泉洋は、もしかしたら私の中でスピルバーグ先生、黒澤先生などと肩を並べるクリエイターになるかもしれない。もしかしたら山田洋二先生とはすでに肩を並べてるかもしれない。そんなことを思ったのだ。


ということで、ね、ロケも近いことだし、やつには気分良く、その日の朝を迎えてもらおう。大泉洋最高!と。


さて天才大泉氏の作品を見たいという方は、弊社制作のバラエティー番組「ドラバラ」のDVD「山田家の人々」、そして「VS(ブイエス)〜禁断の対決企画〜」内に収録されております短編ドラマ「さよなら朝日荘」も併せてご覧下さい。両作品とも爆笑メイキングシーンたっぷりのDVDが弊社より絶賛発売中でございます。お求めは弊社通販サイト「HTBオンラインショップ」が便利ですと、今回もつつがなく宣伝活動につなげたところで本日の日記これまで。


では、みなさん。元気で!

そういえばアタシが参加した回では「観客のプロ」という何かと馴染みのあるワードは遂に飛び出てこないままでした。そういうところで嘘がつけない正直な方なんですよね。猛省して二年後の課題にしたいと思います。