クリエイティブオフィスキュー@札幌コンベンションセンター

mou-mou2006-08-20


CUE DREAM JAM-BOREE 2006 「再会」(8/20 昼)




大泉洋さんプロデュースだけあって、笑いあり涙ありの非常に温かい内容でしたよ。ライブの内容も勿論そうなんですけれども、物販を仕切っているスタッフさんから来てるお客さんから、何から何まで温かいんですよ。大泉さんが最後の挨拶で「どうしてこんなに温かいお客さんばかりがファンになってくれたんだか自分達もよくわからない」なんておっしゃってたのには当事者ながら激しく同感してしまいました。
グッズ買うにも讃岐うどん食べるにも多少並ばないといけなかったり、それがかなり暑い屋外だったりしたんですが、文句言ってる人とかビタイチいないの。しょうがないね〜、みたいな。グッズ完売?え〜そんなに売れたの?凄いね〜!じゃあしょうがないね〜、みたいな。みんな優しいね☆


開演前にプロデューサーの前口上がアナウンスされたんですが、その内容が酷かったです。「演者一同、昼公演ということでテンションが上がりませんので開演が押します」「佐藤重幸がまだ会場に到着していません。3時間おしますので、その間どうぞ存分にご歓談下さい」やる気ないったらない。笑ったわぁ。あまりにも低い声でテンション低くしゃべってたもんで最初はてっきりオクラの藤尾さんだと思いました。(酷
でも見終わったときに思ったのは、もしかして全5回公演のうちホントに一番疲れが出やすかったのがアタシが見た回だったのかもしれないな、ということです。だってやっぱり初回はそれなりにテンション上がるでしょう。そんで二日目に2回連続やって当然疲れが溜まってきますよね。でも三日目いよいよ最後だから気合入れていこうゼ!のいっこ前、ですよ。最も気合の入れ辛い回なんじゃないでしょうか。余力を残しつつ、力を振り絞る…なんて微妙な。チーム☆ナックスのトークでも「あと一回ある」なんて誰かがボソッと言ってた気がします。まぁ、今更言ってもしゃーないことですけど。


オープニング、月光グリーンさんの楽曲に合わせて登場する皆さん。この中でアタシと友人が一番注目していたのは誰あろう北川久仁子さんですよ。見事にノリがおばちゃんでしたね〜身体が硬い!隣りでしなやかにリズムに乗る宮崎奈緒美ちゃんと好対照でした。実は彼女、友人と一時期クラスメイトだったらしい*1ので、層雲峡での「再会」が非常に楽しみです。


続いてのドラバラ・メドレーで「つぼみ」を歌う社長がね、もうもうもうめちゃくちゃ可愛らしかったです。♪ひとつだけ ひとつだけ♪のところでそれまでマイクを握り締めていた右手の人差し指をスッと一本あげる仕草に悲鳴を上げてしまいました。「かわいいっ!かわいいっ!」…汗だくで仁王立ちの44のおっさんつかまえて何言ってんだか。
そういえば「つぼみ」で森崎さんが歌い始めた途端マイクがハウリングしたのに爆笑でしたね。モリも一瞬顔こわばってましたよ。ああ見えて人一倍ナイーブなんですから、気を使ってあげて下さいよ!(げらげら(酷


場面転換とおさらいの意味で大画面に映し出された「山田家の人々」ダイジェスト版で例の如く結婚式のシーンにグッときて涙目になってたんですが、それを隣りの友人がめざとく見つけて爆笑してました。しょうがないんだって!どんだけ短くカットされてても太郎のスピーチきくだけで絶対泣いちゃうんだって!


因みにその友人はドラバラを一切見たことがなく、そのあとの「山田家の人々・あれから5年後」の寸劇で山田家が家族ってとこまではなんとなく察したらしいのですが、後藤利喜男や朝日荘の住人が登場するたびに「あれ何?」といちいち聞いてきて非常にウザかったです。なのにDVD貸すよ、と言うと曖昧な態度で断ってきやがるから厄介です。何気に2002、2004、2006とアタシなんかよりよっぽどジャンボリーに立ち会ってきてるくせに、今更何が彼女をそんなに頑なにさせているのでしょうか。なんとなくわかるような気もするのでアタシもそれ以上無理には薦めてませんけれども。


寸劇中にもマイクがザーザーゆってましたね。最終公演ではちゃんと改善されたんでしょうか。ちょっと心配。それにしても寸劇は良かったなぁ。懐かしのキャラがあれよあれよと登場するのは楽しい「再会」でしたし、物語もまさに「再会」ですものね。


「山田家の人々」と「さよなら朝日荘」で佐藤さん音尾さん安田さんが一人二役を演じないといけない、という事情を逆手に取ったドタバタの演出もベタですが楽しかったです。一番ギャップがあって笑ったのが音尾さんで、後藤利喜男とパンいちの会話、みたいなシーンも見事に声だけで演じ分けてて見事でしたね。さすがの貫禄です。一方シゲっくんは「千春」と呼びかけるのを間違えて「光」とテメェの役名を呼んでみたり、織田先輩の黒子を取る手術代のためにパンいちに「お前の全財産の殆どをくれ」*2とのたまった直後にその肝心の黒子をいつの間にか落としてみたり、相変わらずMr.残念っぷりが冴え渡ってました。やっぱりシゲっくんはそうでなくっちゃ☆


チーム☆ナックスの毎度お馴染み、シゲが「もう俺、アイドル辞めるっ(≧へ≦)」って言い出す小芝居が見られなかったのはちょっと残念でした。そのかわり!と言ってはアレですが、ナックスハリケーンで客席に下りてきたシゲとモリが脇を走り抜ける一瞬、手と手でチラッと触れました〜。モリに至ってはちょっと距離が離れてたのに「モリ!モリ!」と声を限りに呼び寄せてしまいました。スゲェ嬉しくて一気にテンション上がっちゃったわぁ。


それにしても今回の寸劇といい新曲といい、そもそもが「山田家の人々」の脚本からして大泉さんは恒三じいさんを筆頭に、ご自身の家族を心底愛してらっさるんですね。そんでその気持ちを常に惜しまず出すだけでなく実際にご家族を我々の前に登場させるのが大好きですよね。ついでにナックスのメンバーの家族、オフィスキュータレントの家族をどんどんじゃんじゃん話題に上げたりするせいで、終いには他のタレントの家族まで番組に登場したりするようになっちゃったりして。社長もパンフレットの中でオフィスキューを家族に例えたりしてますし、CUEファンが温かいのもきっと大泉さんのそういう「家族大事」っていう気持ちが伝染してるからなんじゃないかな〜なんてのは、ちょっと言いすぎでしょうか。


人の死、を物語に扱うのはなんとなくあざとくて普段は苦手だったりするんですけれども、大泉さんの場合それが例えあざとくても半端なあざとさじゃないというか、いつも「ご先祖を大事に」とか言いまくってますし普段からあれだけ家族大事ってのをビシバシ出されてるのを下手に知っているもんですから、その思いたるや相当のものじゃないだろうかとか背景を勝手に考えてしまってソコに感動してしまうので困ってしまいます。そういうファンの欲目みたいなものまでわかった上でやってるならまだしもきっとそこまで考えて脚本書いてなさそうなところがまた心憎いのですよ、大泉洋さんという人は!いや、例えわかってやってても許してしまうのがファンであり、だからこそファンなんですが。


アタシは一体何を言っているんでしょうか。よくわからなくなってきました。とにかくエエお話でしたよ「山田家の人々・あれから5年後」!友人が言う事には洋一役の安田さんが最後号泣だったらしいんですけれども、アタシにはウルウル涙ぐんでる程度にしか見えませんでした。ナックスさんは「役者が泣くと観客は泣けない(だから役者は泣くもんじゃない)」と事あるごとに言ってる印象が強過ぎて、うっかり目が曇ってたのかもしれません。あ、曇ってたつてもアタシは泣いてませんよ。それこそウルウル程度です。客席のそこいらから鼻を啜る音が聞こえると自分泣くのそっちのけでニヤついてしまう、という性質の悪い癖があるものですから。(にやにや
これが家で一人で見てたってんならド号泣だったと思います。12月のDVD発売が今から待ち遠しいです。


一番の爆笑ポイントは、安田さんと小橋さんがデュエットで魅せた「白目で乳揉み」でした。あれは酷かった。さすがオフィスキューきっての飲んべ二強、トびっぷりが尋常じゃないですね。素晴らしいサービス精神だと思いました。御社亜紀さんなんて「飲むしょ朝まで」冒頭の語りで前回までは幼い頃に父親を亡くし母親に育てられたはずなのに、今回幼い頃に母親を亡くし父親に育てられてましたしね。キメ細やかなサービス精神が捩れまくって最終的にはパラドクスに陥ってました。


「Samba De Kanemocchi」のとんでもない衣装と、それに決して埋もれてない後藤利喜男さんの眼力…というか顔面力も凄まじかったです。音尾さんの作る楽曲はいつも楽しくて陽気で踊りたくなります。今回も通路にはみ出しながら踊りまくってたんですが、帰ってきて買ってきたCD開いて歌詞読んでビックリですよ。音響が良くなかったのか現場ではよく聞き取れてなかったんですけれども、読めば読むほど酷い歌詞です。一部抜粋しますよ。

♪前歯が折れた キミの脣は硬いね♪
♪この際だ 憧れの金歯にしようじゃないか♪
♪キンバ 似合うのかな キンバサンバ サシーバ!♪

ひどい!(げらげら
「リ・キ・オ」をまさか「Rich king O」と表記するだなんて一体誰が予想するでしょうか。すごい。音尾さんすごい。断然すごい。


CDといえば、今回もマッスルブラザーズ方式のドデカい仕掛けがありましたね。これから聴くよって方や買ったけどインストなんて聴いてないよって方は、是非一度騙されたと思って最初から最後まで通して聴いてみましょうよ。決して早送りだなんて無粋なことはしないように!聴き終わったと思ってもCDが自動的に停まるまで黙ーって放っておけば、きっと何かが起こります。


それにしてもジャンボリー体操に初めて参加出来たのは嬉しかったなぁ!2004のDVDを初めて見た時は若干ヒキぎみだったのも今となっては良い思い出。ハナタレボーイスカウトですっかりジャンボリーダーの虜になってしまって以来の念願が、遂に叶いましたよ。見知らぬお隣さんでもジャンボリー体操という名目があるだけでなんの照れもなくビッシビシ肩に手を乗せられてしまいますね。うんげぇ楽しかったですよ。


エンディングで登場した黄色いパンツのマッスルさんお二人、なんだかエライぐだぐだで安原さんはまだしも仲音さんは殆ど一言も発っさずにただただクネクネとポージングしてたのがかえって可笑しかったです。ドサクサにまぎれて安田さんが「俺達だってたまにはまともな最後の挨拶したいんだよバカ野郎」と言っていたのが素敵でした。誰よりも律儀で真面目な方ですものね。ただその一方で誰よりも大オチに相応しい方なもんですから、こればっかりはねぇ。それきいて後ろでプロデューサーがくず折れて爆笑してましたね。


途中、「コレいらねんじゃね?」と感じたのは巨大風船ばーん!のコーナー。あれは何かの時間稼ぎだったんでしょうか。確かにアイドルのコンサートっぽくはあるけれども。なんとも微妙な盛り上がりだったような記憶しか残りませんでした。1個じゃなくもう2、3個風船があったら違ったんじゃないかなぁ。あとは皆さんお疲れ色が濃かったですね。特に社長と大泉さんは喉がやられてましたし。タレントさんそれぞれ他の仕事が立て込んでる中、一生懸命集まって稽古して3日間頑張ってくれたんですものね。打ち上げもそこそこにまた次の仕事に向かった方もいるみたいですし。すげぇなぁ大変だなぁ。こんなに楽しいんだから毎年やればいいのにと思いつつも、現状を考えると2年に一度が限度なのかもしれないですね。明日からの現実を1個1個やり過ごして、2008年のジャンボリーまでせいぜい元気に生きていようと思います。
ありがとうございました。

*1:地元民ならではですね

*2:この台詞、痺れました。物凄い”織田先輩”っぷり!「殆ど」という中途半端な優しさがイイ