大喜利猿@演劇専用小劇場BLOCH
「敗者復活」
お猿2匹が根城へと帰って参りました。居心地としてはたいして良くないはずなのに何故だか落ち着くあのベンチに座ってみると、やっぱり大喜利猿には観客全員が肉眼でフリップを確認できるくらいの、狭〜い会場が似合うよなぁと思いました。
昨日の、わざとカメラ目線で格好つけて遊んでみるコバザルとか、ヒデザルの映像がじわーっとフェードアウトしてお題の映像にもどったりするのとかスイッチャーさんに笑わせてもらった場面もチラホラありまして(自分らは何もやってないのに何故か場内に笑いが起こって、猿2匹は不可解に感じてたんじゃないですかね。スクリーンは背中側だからどう映ってるのかは確認出来ませんからね)あれはあれで面白かったんですけれども、それはそれとしてやっぱり大喜利猿は狭いのが醍醐味だよな〜てゆう。二人が考えてる間はそれぞれの表情を眺めて暇つぶすしかないんで、遠いとそれだけ手持ち無沙汰なんですよね。
以下、覚書。コンセプトは妄想と捏造と出鱈目。
白幕に「大喜利猿 敗者復活」の文字だけが投影されており、ジャズィ〜な客入れBGMは昨日と同じでした。昨日に引き続き場にそぐわない気がするのはアタシだけでしょうか。
アンコールでBGMの話をしてたんですが、折角北海道なんだからーつてわざわざスタッフさんにGLAYのアルバムをレンタルしてきてもらったんですて。ちょこちょこ物真似やったりする割に実は今までまともにGLAYさんを聴いた事がなかったコバザル。改めてちゃんと聴いてみたら「何故かウルッときちゃって(笑)」「お笑いライブなんかに俺のGLAYを使えるかっ」ってなって、結局使うの止めちゃったんだって。俺のGLAY。げらげら。そのまますっかりハマってしまって「廊下に居ても楽屋から声が聞こえてくる」(ヒデザル談)ぐらいずーっと歌ってたんだそうです。「iTuneのかなりトップレートだよ」ずっとぐるぐる聴いてるからもうトップレートの上位に食い込んでるよ、と。GLAYいいよ〜GLAY!って力説してました。なんだかなぁオイ。可愛いなぁエエオイ。
BGMが大きくなって、暗転。明転するとお猿2匹がちょーんと椅子に。衣装は毎度毎度のコバザルがコンサドーレ、ヒデザルがファイターズのユニフォーム。ただしいつもと違うのが各一点。デカめの楷書で「猿」と刺繍してあるキャップを被ってました。何だアレ。何だアレ。コバザルは赤のキャップに黒字、ヒデザルは紺のキャップに白字。ザワつく観客。…グッズなの…?
真相はアンコールで明かしてくれましたよ。BLOCHの近くに札幌ファクトリーというショッピングモールがあるんですが、昼間その辺をプラプラ歩いていた時に刺繍屋さんを発見して、めちゃめちゃすいてるし折角だから…つてなんとなくお遊びで作ってみたんですって。
コバザルは出演者紹介のときに早速その帽子を後ろ前にして更にわざと瞼をひん剥くように引っ掛けて客席をガン見、てゆう小ネタとして使ってました。暗闇でこそこそ何やってるのかと思えば…貪欲さん!そのあともコバザルは前髪上げて深く被ってみたり斜めに乗っけてみたり前髪を一房だけ垂らしてみたりと色々遊んでましたが、ヒデザルは最初から最後まで普通に真っ直ぐ被ってました。折角のキューティクルがお隠れになってしまってすげぇ残念だったんで、恒例の衣装になりませんように。なりませんように!
サッポロビール園の園長が皆に秘密にしてること
- コバザル
- 本当は「サッポ ロビール園」
コバ:(謎の生物のイラストを2枚出して)こっちがサッポで、こっちがロビール
- ヒデザル
- (つっぱり頭にグラサン+学ラン)実は「サッポロビール團」の團長(ハチマキと旗に『幌』の一字)
ヒデ:(旗を指差し)幌、って書いてある…
「札」じゃないのかよ!てゆう。
ひとつづつ回答したところで再び暗転。お定まりの文句がスクリーンに映し出されます。「大喜利猿」「BLOCHに帰って参りました」拍手〜。「敗者復活」「復活目指して頑張って下さい」はい大喜利開始〜
生まれたばかりの赤ちゃんが最初にすること
- ヒデザル
- 育む
- コバザル
- 空気を読む
- ヒデザル
- たずさわる
- コバザル
- 段取り
- ヒデザル
- はべらせる
ヒデ:両親を両手に…
ピラミッドを使った大人の遊び
- コバザル
- ちょうどスフィンクスの目の高さの位置まで登って、全裸になって視線を意識する
コバ:ああっ見てる…スフィンが、見てる…っ(悶え)
- ヒデザル
- (乗馬の要領で)乗ピラ
頂上部分で鞭ピシーってやってるイラスト。
桃太郎の登場人物、親戚のおじさんが活躍する場面
- コバザル
- 川で選択
コバ:桃を拾うべきか否か?桃を切るべきか否か?
と、ここでちょっとしたハプニング(?)。コバザルが「目が痒い」つて袖に引っ込んじゃいました。えー。でも大喜利猿だからまいっかー、みたいな。ヒデザルも淡々と受け止めてました。
- ヒデザル
- 犬に縄がついていて、その先を親戚のおじさんが持ってる
これ回答するとき、ヒデザルにしては珍しく「桃太郎さん桃太郎さん お腰につけたきびだんご ひとつ私にくださいな〜って」みたいな前置きを言ってからフリップ出してました。ヒデザルなりにその場をつなごうとしてたんだね…エエ子や…
と、そこへ中座してたコバザルが帰還。なになに?つてヒデザルの回答覗き込んであ〜ね〜なんて感心したあとに、目薬点しながら考えてましたつて出した回答がこれ。
- コバザル
- スタイリング
コバ:「このパンツは膝下をしぼって履いてください」とかって
色んな言葉を飲み込みました。
「普通(中座するなんて)やっちゃいけないですよね、すみません」と殊勝な顔で謝ったあと「目薬を点したからには…!」めちゃくちゃ面白い回答しちゃうよ、なんて自分でハードル上げてましたけれども、現実はそう甘くないです。爆笑の回答はたいして出ず「目薬(点したのに)…」と苦笑するのが精一杯。
IQ5幕府の特徴
髷が海苔巻き。(待ってる間に考えてみました
- コバザル
- 城が穴
コバ:(殿様が穴から顔を出して)「なぁにぃ〜?」
- ヒデザル
- 腰にまるめたポスターを刺している
ヒデ:…で、こう。(抜刀したあと、ポスターを開いて相手に見せる)
バカだ!
- ヒデザル
- 丁髷のかわりに好きなものを載せている
超合金ロボットとか、ご飯茶碗とか。おお、ちょっとカブッた。こーえー!(=光栄
「カレー」が世の中に浸透するまでの1週間
- コバザル
- (月) 豚肉とジャガイモとニンジンとタマネギって、意外と合うな〜!
そこから?!
- ヒデザル
- (火) なに粉と合わせよう?
直球キター!
- コバザル
- (水) (忘れた…たしか全く方向違いの回答だったような…
- ヒデザル
- (木) そこのインド人、なに粉が合うと思う?
無理矢理もどした!
- コバザル
- (金) 丁度ここにこーゆー粉があるんだけど、使ってみる?
コバ:小麦粉でもないし…なんか黄色い粉なんだけれども…
- ヒデザル
- (土) ああっ!風で粉が…!!(全部飛んでちゃった)
台無し!(でもアタシも同じこと考えてました
ヒデザルの爽やかな悪笑いが逆に気持ち良いほどです。さあ、オチ担当のコバザルどう出る?
- コバザル
- (日) ボウ〜ン☆「お呼びですかご主人様〜」テッテレー!(魔人が登場→魔法でカレーを出す)
コバ:こうしてカレーは生まれた…
魔法かよ!
ひどい。ひどい大喜利ですよ、これは。猿2匹は徐々に自由をはき違え始めましたよ!
「H HB B 2B」何を表してる?
- ヒデザル
- 鉛筆の芯のはかなさ
- コバザル
- H=ホームラン、HB=ホームランバッター、B=ボール、2B=2棒
ヒデ:バットじゃないんだ(笑)
コバ:そう。(笑) ファールラインのポールです。
ピクニックで絶対にやってはいけないこと
- コバザル
- ハイキング
- ヒデザル
- バイキング
ここらでまたコバザルの挑発により、お題無視の語感勝負へ。
- コバザル
- シャイニング
- ヒデザル
- パイン
- コバザル
- パリーン! 今なんか割れた?
- ヒデザル
- にゃ〜。 なんだ猫か…
- コバザル
- 猫かと思ったら…
- ヒデザル
- パオーン!
- コバザル
- パイーン!
意味がわかりません。何が面白いのかもわかりません。だけど場内爆笑。観客まで色んなことをはき違え始めましたよ。
と、ここで突然一人のお客さんがステージ前方を通り抜けて帰ってしまいました。(劇場の構造上仕方がないんです、狭いからね)その後姿を大仰にガン見するヒデザル。コバザルも「ピクニック、ってきいて何か思い出しちゃったんでしょうね」なんて、もうチョーゆるゆる。
フランス貴婦人かるた
- コバザル
- 【せ】セバスチャン!セバスチャン!
コバ:これは読み方がキモで「セバスチャン…セバスチャン?!」一回呼んですぐ来ないからキリッときて(若干声を荒げて)「セバスチャン?!」
フランス貴婦人は大層気が短くてらっさるようです。
- コバザル
- 【ぴ】ピカチュウ?…たいしたことないわね。ではウチは使用人を…
フランス貴婦人inポケモンコロシアム。
コバ:セバスチャン!食べておしまいなさい!
セ、セバスチャン?!
- ヒデザル
- 【お】オーホッホッホッホ
- ヒデザル
- 【く】…クックックック……オーッホッホッホッホ
これはひどい。
フランス貴婦人に関するイメージが貧困すぎる…と反省する二人なのでした。わはは
「鉄ちゃんの仮装大将」で鉄ちゃんが激怒したネタ
お題が秀逸ですね。
コバ:一見合ってるように見えますね(笑)
- ヒデザル
- 56番 戦争のつめあと
- ヒデザル
- 37番 乱れた性
- ヒデザル
- 18番 団地妻の肉欲
- コバザル
- 26番 夜の鉄ちゃん
シモネタをバンバン量産してるヒデザルがめちゃめちゃ楽しそうでした。活き活きしてました。
♪ある日パパと二人で語り合ったさ♪ なにを語り合った?
もうこのへんにはグダグダMAXで、「グリーングリーンでしょ?この続きなんてったっけ?」つて続きを歌い出して「結構深いなぁ〜」とか言ってんの。で2番は?ってお客さんに聞いちゃってお客さんも親切に教えてあげちゃって「へぇ〜そんな歌詞なんだ〜」なんて皆で感心しちゃって、グリーングリーンだからグリーン席でパパと一緒に列車の旅に出てるんだとか、♪僕を胸に抱き♪って歌詞を膨らませて切符確認に来た車掌さんに「今いいとこだから」つて僕を抱きしめながら追い返すパパ、てゆう小芝居してみたり、好き勝手やってるうちに大喜利どうでもよくなっちゃったかんじで次のお題にいっちゃった!うわー。
もうただの雑談だもの。ここは楽屋ですか?なんなんでしょうか一体。ひどい。でも楽しい。
しぐさがスマートな力士。どんなふうにスマート?
ジェスチャーで表現。
- コバザル
- 四股でしゃがんだ時、顔を斜め上に傾けて相手を見下すような目線を送りつつ、その前で両手を美しく左右に開く「レディチ」*1みたいなかんじ?
- ヒデザル
- 勝ったあと「心」って書くのを「Fin.」
- コバザル
- 土俵から落ちた相手力士を引き上げるときに片膝をつく
コバ:それ見て相手もポワーンとなってる
だんだんとネタが尽きてきたのか、ブツブツと考えてたコバザルが「スマート…スマート……すまーとり(相撲取り)」とか言い出す始末。ひどい!でもこんな低レベルなアレでも場内爆笑なの。みんな基準がおかしくなってるから!「おすまーさん(お相撲さん)」とかカブせない!バカか!ここに居る全員IQ5か!アタシなんてもう真っ先に爆笑ですよ。だってIQ5だもの。
体育の先生が逆上がりの手本を見せているときに起こった奇跡
先生の足の軌道に沿って虹が出た。メルッヒェン!(待ってる間に考えてみました
- コバザル
- 失っていた記憶を取り戻した
コバ:そんな状態で教師やるなよってゆう(笑)
- ヒデザル
- 雲の形が「GO!」
- コバザル
- ボウ〜ン☆(魔人出現)
…使い回しです。何かに使えると思って出しやすいところにしまっておいたんですって。これに端を発して過去回答で当てはまりそうなのを人して探し始めました。えー。しかし文句も言わずに大人しく待ち続ける観客。優しい…優しすぎる…
- ヒデザル
- (サッポロビール團の團長が)頑張れ!
うまい。しかし言いだしっぺのコバザルはなかなかみつからない様子…「これは大喜利の神様がサボるな!って言ってるんですね」だって。神様じゃなくたって普通なら怒っていいと思いますよ。お客様とか、ハハザルとか!結局みつからず、次のお題へいくことに。えー。ぎゃははは
IQ5銀行の特徴
- ヒデザル
- 目指せ、金行!
ヒデ:”銀”行だから2番目だと思ってる
バカだ!
- コバザル
- ご預金ですね、かしこまりました。え〜と…何十円?
- コバザル
- 残高のところに「ざっと126,000円」
ターザンが「あ〜ああ〜〜」以外に絶叫するポイント
ハハザルの発する、やる気のない「あ〜ああ〜〜」に微笑。
- ヒデザル
- な〜かがわ(中川)〜〜〜〜〜!!
これ好きだなぁ
- コバザル
- さむ〜〜〜〜〜い!!
- ヒデザル
- アイム スキャットマ〜〜〜〜〜ン!!
- コバザル
- 千のナイフが胸をさす!!
GLAYですか。
- コバザル
- (動物から呼ばれて)は〜〜〜〜〜い!!(めっちゃ澄んだ声で)
ヒデ:エプロンで手を拭きながらね(笑)
ムーミン谷で困ったこと
- コバザル
- 言葉
- ヒデザル
- 実物のムーミンが超怖い
こわい!もうこれほんとチョーこわいの!鱗でびっしり覆われてて、牙むきながらこっち睨んでるの!思わず「ぎゃっ」って言っちゃいました。
コバ:全然こっち向いて欲しくないですね
この場に3歳児がいたなら確実に泣いてます。十中八九トラウマになります。
シートン動物記に書かれている唯一の動物の悪口
- ヒデザル
- 色んな動物の名前が出てくる中、馬と鹿だけは必ずセットで書いてある
馬鹿、馬鹿、馬鹿…
最後のお題は忘れてしまいましたが、コバザルが「♪あなたにあえた…♪」つてGLAYを歌いながらはけてったのは覚えてます。マジハマりだったんですね☆
スクリーンには「復活!」「おめでとうございます」と映し出されましたが拍手は鳴り止まず。コバザルが「復活!!」と盛大に唾を飛ばして(汚なっ)叫びながら再び登場→アンコールで1問だけ回答する→引っ込む→拍手鳴り止まず→「復活!!」(汚なっ)、を繰り返しました。結局アンコールは…4回?
アンコールでのお題は忘れてしまいましたが一個だけ覚えてるのが緑色のおもちゃバットを使ったお題。
このバットの価値を上げてください
- ヒデザル
- (両手に持って)このバット…実は、3D映像なんです!ここにはないんです!
- コバザル
- スクリーンとプロジェクターに、このバットを付けまして…39,800円!
テレフォンショッピング。
「勘弁してください」と言ってはけますが、やはり拍手は鳴り止みません。明らかに二人のフリートークを聞きたがっている観客の皆さん。だって折角だし…ねぇ?
しばら〜く待ってましたがなかなか出てきてくれません。スタッフさんが出入口の扉を開け、帰りかけるお客さんがチラホラ…というタイミングで、コバザルの「い〜よ〜〜!やるよ〜〜〜!」という甲高い雄叫びと共に猿2匹が出てきてくれましたよ。
もうお題が底を尽きた、ということで昨日やっててめちゃめちゃ楽しかったというクラーク像のお題を改めてやってみることに。
- ヒデザル
- (クラーク像の陰に「コ」の形で座って)ヨ!
- コバザル
- クラーク像と、それを造っている彫刻家
ところでコバザルが常々納得がいってないことがあるそうで、「BOYS BE AMBITIOUS」を「青年よ大志を抱け」と訳すのはどうよ、と。「BOYS」は「少年」だし、「AMBITIOUS」は「自己主張」だから、単に「少年よ自己主張しなさい」なのにナニ格好つけて「青年よ大志を抱け」とか言ってんだ、と。実にホコサキさんの中の人らしい講釈を聞かせていただきました。
このお題のときは参考としてスクリーンに観光用パンフレットが映し出されてるんですが、そこにはクラーク像の足元に草を食む羊たちも描かれているんです。それ見て一言。
- コバザル
- ゆけ〜い!
ヒデ:でも誰も動かない(笑)
前述した猿キャップのお話からの流れで、この「猿」部分になんて書いてあったら面白い?という話になりました。
コバ:「帽子」って書いてあったら面白くないですか
ヒデ:血液型が書いてあったら便利かも。下の血圧とか。
コバ:今後こういうお題が出たら、そのままグッズにするのも面白いですね。でもお題のこと知らないとなにがなんだか(笑)
「なんで帽子って書いてあるキャップ被ってるの?」って聞いてくれるならいいですけど、道行く人全員が聞いてくれるわけじゃなし、友達が逆に一切そのことに触れてくれなかったら悲しすぎますよね。アタシはそういう空気嫌いじゃないですけど。エブリタイム突っ込み待ち☆ 買いませんけどね〜
以前に「ド根性人間」というお題がありまして、そこでコバザルが描いた「人間の顔のみが張り付いているTシャツ」がとにかく秀逸だったんで、大喜利猿終了後の反省会でグッズにしようか、という話が一瞬あがった*2んだけど、お題知らないと意味わかんないからって没になったんだそうです。え〜面白いと思うけどな〜号泣してる人間の顔(輪郭なし)が描いてある肌色のTシャツ。買いませんけどね〜
どうせ作るならお題がわからなくても面白く、かつ格好いいものにしたいと言ってましたよ。それは大賛成!ちなみにTAKE OFFのTシャツにはビタイチ購買意欲が湧きませんでしたので出来ればあの線は避けていただきたいものです。年齢的にもキツいですよあの色とデザインは…あれか。年寄りは買うなってか。(被害妄想
チラリと見かけたスタッフTシャツの方が好みでした。色は黒で、背中上部にTAKE OFFのロゴ(約10cm×25cm)が銀色にプリントされていました。ただ贅沢を言えばロゴの大きさはもっと小さくせいぜい横10〜15cm、プリント色は銀じゃなくて白かグレーか薄いピンクもしくはベージュかグリーン、擦れ加工を施してあるもの、であればもう絶対買ってたと思います。
かるたシリーズをもとに本当のかるたを是非作ってみたい、とも言っていました。でも1文字につき2個以上の回答が出てしまっているので、そのへんをうまい事考えないといけないですね。例えば【の】だったら「のけてください 赤いバス」と「のりのりで バッキンガム」のどっちかを選ばないといけないですもんね。
だけど、もし次の大喜利猿でいかにもグッズ製作を念頭に入れています、みたいに帽子のお題やかるたのお題があからさまに多かったら、それはそれでコバザルは確実にヒくそうです。わはは〜すげぇ我侭!笑っちゃうくらい扱い辛い人ですね!いっそ面白い。
とにかく次から次へとよくしゃべるコバザル。自分で「今日はよくしゃべりますね〜!」なんて感心したぐらいにして。ヒデザルは完璧聞き役に徹しています。でも「もうしばらく大喜利猿はやらない」らしいので、今日はしゃべりたいことしゃべって帰ったらいいと思います。そのテンションのままこれまた前述したGLAYのお話へ。あとは大喜利猿の本拠地が札幌であることから「なんならご当地タレントですから」みたいなことも言ってましたね。こらまた随分と口が滑ってらっさるご様子。ノリノリですなぁ。
そんなこんなで好き勝手しゃべってくれたんで猿2匹(主にコバザル)も観客も大満足。「またどこかで会いしましょう〜」つて帰って行きましたよ。
大喜利猿はありがたいことにこれまで何度か見させていただいてますが、アタシが立ち会ったほんの数回だけで言うと「ネタで笑わせてもらった感」は回を重ねるごとに薄れていったように感じました。それは多分猿2匹も自覚してるんじゃないでしょうかね。アタシが初めて見たときにネタがネタを呼んでうねるようなグルーヴ感を醸し出す瞬間があったんですが、今回意図的にそっちへ持って行こうとしたりしていた気がします。あれはやろうと思ってやるんじゃきっと駄目なんだよコバザル…とちょっと思ったりもしました。確かにアレはホント気持ち良かった。見てる方でさえそうなんだからやってる方はもっと気持ち良かったんでしょうね。
結局今回もアレを越える波はやってきませんでしたけれども、そのかわり「ココでしか味わえない独特の空気感」は濃くなってきましたね。それだけこの大喜利猿がコバザル・ヒデザルはもとより見てるお客さんの中で馴染んできたってことなんじゃないでしょうか。言い換えればアットホーム感?何言ったって笑うし、何やったって許すし、何なら一緒に盛り上げるよ〜みたいな。それがお笑い芸人さんにとって良いことだとは決して思いませんが、色々ある中の一個ぐらいそんな腑抜けぎみのイベントがあったっていいじゃない、だって楽しいんだから!ってことです。あの場にいたら冷静にネタの吟味とかしてるのが馬鹿馬鹿しくなりますよ。大喜利がそれじゃあいけないんでしょうけれども、こっちは何せ大喜利猿ですから。より楽しんだ者勝ちです。本当に、とにかく楽しい空間でした。
先日大喜利猿の本が発売されましたが、アレ見て爆笑とかは全然出来ないですね。お芝居の脚本やドラマの台本も同じですが、やっぱり生身の人間の動きと呼吸と言いっぷりがあってこそのものなんですよね。また是非、生で大喜利猿が見てみたいです。そんでまた死ぬほど笑いたい。
お疲れ様でした。ありがとうございました。