かわいい父娘

藤村さんの日記がとても素敵だったので、保管コピペ。



さてさて昨夜、祭り会場でありました札幌真駒内オレンジレンジさんのライブがございまして、私、娘二人を連れて行ってまいりました。
彼女たちにとっては初めて体験する音楽ライブ。
「違うよ!わたしキュージャンボリー見たもん!」
「バカ、あれはライブじゃなくてコントだ」
レンジとナックスを同一視する次女を一喝いたしまして、父娘3人、会場入りしたわけでございます。
ライブというのはやはり独特でありまして、席があるのに座らない。腕を振り上げて歓声を送る。巨大なスピーカーからの大音量。このような雰囲気に果たして彼女たちは初回からすんなり溶け込めるのか?
学校では優等生で通る中1の長女は、しかし、こちらが驚くほどサッと立ち上がり、見よう見まねで腕を振り上げ体を揺らし、うれしそうにしておりました。しまいには席を離れて警備の兄さんに注意されるほどのノリノリよう。
一方、レンジとナックスを同一視する小5の次女は、完全に雰囲気にのまれて席に座りっぱなし。しまいにゃ「おしっこ…」などと抜かしやがって、「バカもん!お願いセニョリータを聞くまで席を立てるか!」と一喝した次第。
娘たちはもちろん大ファンですが、私もオレンジレンジ、大好きなんでございます。
夜9時を回りライブが終わって充実した気分で外へ出ると、真駒内は雪につつまれておりました。
タクシーがつかまらず、父娘3人しばらく雪の中を歩きました。
「来てよかったか?」
「よかった!すっごい楽しかったぁ〜」
「そうか。よかったな」
「わたしも楽しかった!」
「ウソつけ、おまえはウチで山田家でも見てろ」
次女を再び一喝しておりますと、長女が無邪気な顔で続けて言いました。


「今度は、友達と来たいな!」
「・・・そうか。そうだな」


そうか。これは、もしかして長女と行く最初で最後のライブだったんだなぁ・・・そんなことを、思いました。


少しづつ、おとなになって、いきますなぁ。


「わたしも友達と行く!」
「うるさい、しょんべんたれ」


さぁ、師走に入った札幌は、午後4時を過ぎるともう薄暗くなってまいります。


今夜も、冷えそうですな。

アタシャ父ちゃんと一緒にライブなんて行った事ねぇだよ。
そのかわし初めて行ったライブは母ちゃんと一緒だったよ。「梅沢富美男特別公演」。19の春でした…