「寄生獣」ハリウッドで映画化

1990年代に大ヒットした人気コミック「寄生獣」(岩明均さん)がハリウッドで映画化されることが15日、明らかになった。米国でホラー映画「THE JUON/呪怨」を大ヒットさせた清水崇氏が監督を務める。米有力映画誌「バラエティー」がこの日、報じた。


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原作のあの淡々としたトーンがハリウッド映画でどれだけ台無しになるのか、がある意味見所でしょうか。単なるCGすぎょいね!なパニックムービーにして欲しくないなぁ…うん、無理。別物として捉えるのがファンとして懸命な態度だと思う。
好きなシーンのひとつに、動物園の檻から逃げたライオンが野放しで公園をうろついているのに、どうせテレビの撮影でしょとかってぼーっとしてる男がザボン、とあっさり殺されちゃうってのがあって、パニックとは程遠いその光景がとてもリアルだと思った。似たようなシーンは対寄生獣相手にもよく見られた光景で、本当にパニックになったらちゃんとギャーとか言えないよね、実際。そんでもって人間てやっぱり肉と骨だもの、アタシ達が肉や魚をさばく勢いで結構簡単に壊れる。う〜ん、リアル!
「死」や「危険」はいつも隣に居るのに、人間は(特に日本人は?)その事に気付きにくい。別に「なんのために生まれて、何処に行くのか」とか考えなくても生きていられるものね。この物語上でも、その事は事件に係わったごくごく少数の人間の中でしか噛み締められず、それでも世界は廻りますよ相変わらず…って感じで終わった、とアタシは思ってます。そこにもやっぱりリアルを感じたりなんかして。
わー、すごい読み返したくなってきた。帰ったら段ボールほじろう。

寄生獣(1) (アフタヌーンKC)

寄生獣(1) (アフタヌーンKC)