水曜どうでしょう official website

今日も今日とて秀逸。またもや全文コピペさせていただきますよ。



5月30日月曜日。
昨日めでたく「チーム40入り」を果たしました藤村でございます。
掲示板にたくさんのご祝辞を賜りまして誠にありがとうございました。ひとつひとつ読ませていただきました。
思えば私の30代は、まさに「どうでしょうと共にあった」ということができ、さて、40代はどうなるのであろうかと、どこか他人事のように思っておる次第であります。


さて。


先ほど昼過ぎに大泉洋氏より電話がありました。


「あー大泉さんどうも」
「あー藤村先生、お忙しいのにすいません」
「秋田での公演は大変ご盛況だったそうで」
「はい、おかげさまで」
「お疲れだったでしょう」
「そうですねぇ、はい」
「大泉さんはなにごとにも全力投球をなさるから」
「はい。しかしながらわたくし、自らを全天候型と思っておりますので、常にどんな状況にも全力で対応したいと考えておりますよ」
「いや実にご立派!」
「いえいえ」
「・・・で、大泉さん」
「はい」
「ご用件は」
「いや、ご用件というほどの」
「原稿の件ですよね」
「原稿?」
「いやいや、どうでしょう本の」
「あぁ!あの原稿のことですか」
「いや、その件で電話してきたんですよね」
「そうですか、原稿が気になってらっしゃる。では、そのお話をしましょうか」
「いやいや、あなたから電話してきてるんでしょう」
「では、たまたま原稿の話になったんでお聞きしますが、締め切りは6月1日ということでしたか」
「そうですよ」
「ただ6月1日と申されましても、果たして何時をもって締め切りにするのか、朝なのか夜なのか、私は聞いていない。そうでしょう。にもかかわらずあなたは一方的に締め切りに遅れたら私の恥ずかしい写真をホームページに公開するなどと」
「大泉さん」
「そういう脅迫まがいの」
「大泉さん」
「はい」
「なにをいきなり必死な抗弁を展開してるんですか」
「いや・・・」
「要は、少しでも時間を遅らせろということですね」
「いや、まぁ」
「いいんですよ。あなたがね、『午前0時まで1日だ!それまでに送ればいいんだろ!』とおっしゃりたいんであれば、我々は夜中まで待ちますよ。そうしてほしいんですね?」
「いや、たまたま原稿の話になったんでちょっとお聞きしたまでのことであってね、いやしかし、藤村先生からそういう友好的な申し出があるんであれば」
「大泉さん」
「私だって午前0時をメドに多少は遅れようとも全力で」
「大泉さん」
「はい」
「単刀直入に聞いていいですか?」
「なんですか」
「どれぐらい書けたんですか?」
「・・・」
「少しは書いたんですよね」
「・・・あっと!先生ごめんなさい。もう次の仕事場に着いてしまいまして」
「ちゃんと書いてんだよね?」
「・・・すいません、切りますよ」
「おいまさか一行も書いてねぇのか?」
「いやぁ先生!申し訳ありません。着いてしまいましたので」
「おい」
「・・・」
「おい!」
・・・ガチャ。ツーツーツー。


・・・大泉さん、原稿締め切りまであと2日。


そしてDVD第6弾「ジャングル・リベンジ」の予約開始もあと2日。


さらに、「どうでしょう祭り」詳細発表もあと2日。


嵐の6月1日水曜日。


皆様、当HPのチェックを怠りなく。

決して手を抜かない攻めっぷり、そして息も尽かさぬ逃げっぷり。素晴らしい。これはもう芸術と言っていいのではないでしょうか。


そんなにょういずみさんを気遣ってか、モリーダーが本日付のCUE DIARYでいい事書いてくれたぁるよ。
(※秋田で、お世話になったカフェの白い壁にナックスさん全員でサインをさせていただいた、という話の後に)

しかしそのサイン、問題がありまして。


大泉が居ないのです。


原稿書きがある!と、キッパリ楽しい打ち上げを断ってホテルの部屋に缶詰になりました。


そう、皆さん知ってますよね。


どうでしょう本の小説を今月中に書かなきゃならず、昼夜公演で精魂尽き果ててもまだ自らを奮い立たせて執筆に向かったのです。


皆様、そして藤村さま、ご心配なさらず!素晴らしい小説が完成する事でしょう。

さすがモリーダー、それでこそモリーダー。