≪蛇廻し≫くるり「BIRTHDAY」

BIRTHDAY(初回)
くるり 岸田繁

ビクターエンタテインメント 2005-02-23


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今会社にアタシ以外いないんでガンgガンgでかい音で聴いておりますけれども。


ワタクシ・ポリシーとして「シングルは買わねぇ!何故ならキリがないから!」というのがありまいて。根がおたくなものですから、真ん中だけある、というのが耐えられない。ついうっかり収集してしまうのです一枚目から順番に。ああ、でも抗えませんでした裏ジャケの子供みたいな岸田さんと眩しげに凛々しく目を細める佐藤さんと達身さんのタッシンサンな顔見てもうたら、もう駄目でした。すすぃ〜とレジ行っちゃった。でも買ってよかったです。歌詞カードんトコの、ちっさなまっちろい笑顔見れたもの。どわ〜ん和むわぁ。


肝心の楽曲はと言うと、アタシの苦手な眠くなる系でございますよ。春を感じる淡いメロディー。くるりのコレ系は侮りがたいのですよ。こないだも「男の子女の子」聴いて、最初はなかった感覚を受けたりしましたのでね。噛めば噛むほど色が変わる予感がします。


今のアタシとくるりの関係は蜜月期なんだと思うんです。どっぷり好きで疑いもせず全肯定しちゃう。多分くるりを好きになる以前にこの楽曲だけ聴いても、きっと好きになってないと思うんですよ。アタシの好きだ!と思いこんでいた音楽とは違うので。でも今は好きすぎて目が曇ってるので、ある程度楽しんじゃえてる。もともと音楽に関してはこだわりのない方なんですが、最近はホントなんでも聴けるようになりました。きっと目が曇ってるお陰だと思うんですよ。くるりの楽曲なら、くるりと似た曲なら、岸田さんがコレよく聴くってどこかで書いてたのなら、つってアタシの音楽世界がグングン広がってってるんですよ。
何でもかんでも飲み込むのは一見間抜けかもしれないけど、きっとそのうち大事なものだけが残って血となり肉になっていくんですよね。まぁ太っちゃって多少身動き取り辛くなったり息切れしたりするかもしれないけど、楽しいからそんな事はどんでも良いのです。今まで喰わず嫌いしてたあれやこれやのモノどもを口に持っていけるようになった事が大切。くるり好きになって、目が曇っちゃって、ホント良かった。


「水中モーター」のライブ音源が嬉しい。最初のドワー!!って歓声とか、いいよねぇ。岸田さんの声も多少上擦りぎみで男ッ前度5割増。CDの朴訥なかんじも好きだけど、こっちの突き抜けるかんじもいいねぇ。すげぇ格好イイ!…て、ん?これ 佐 藤 さ ん が歌ってんのか。 ←ネタバレ(ネタ?)