トップランナー・ウルフルズ

ジョン・B・チョッパーさん、おかえりスペサル」とでも銘打ちたくなるような胸を打つ内容で、大変良かったです。アタシはそんなたいしたウルフルズファン、というわけではなくてアルボムも「ええねん」しか持ってないようなわかりやすい部類のイチ視聴者でしかないんですけれども、”全肯定ソング!”つうキャッチコピーがぴったりな「ええねん」は、当時ちょこっと弱ってたアタシのハートをハッとしてグー☆させてくれたものでした。


この「ええねん」こそ、もうもうもう全力でもってジョン・Bさんおかえりヽ(^o^)丿て万歳三唱してる体(てい)なアルボムです!と明言してしまってもいいぐらいのおめでたムード満載の、心が温くなること請け合いな名盤だとアタシは思います。全曲大好きなんですけれども、特に好きなのは「忘れちまえ」と「思い出せ」の2連作で、一見真反対な内容なのに両方とも愛情溢れる素晴らしい楽曲だと思います。
ウルフルズの暑苦しい熱さがちょこっとでも好きな方には是非聴いて欲しい一枚ですよ。

ええねん
ウルフルズ

東芝EMI
2003-12-10


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トップランナーの話ですけれども、要は98年に一度脱退したジョン・Bさんが自分のいないウルフルズをテレビで見て「惜しいなぁ」と思って辞めてから4年間一度も連絡を取り合ってなかったトータス松本さんに「また一緒にやりたい」と告げそれを他のメンバーも許して今に至る、という非常に長い話を物凄く単純かつ笑い話として赤裸々に話してくれた、ってな内容だったのです。
「単純」かつ、「笑い話」、として。これって凄くないですか?許す、て。
大の大人が悩んで悩んで決めた事を4年振りに撤回しようとまた決心して、その間色々色々本当に色々あったんだろうに結局よっしゃ一緒にやろう、とそれを許すバンドて凄いと思いました。こういうのってバンドならでは、なのかもしれないしウルフルズだから、なのかもしれないし、アタシは他のバンドさんを多く知っているわけでは決してないですけれども、これってきっと凄いことだ!と思ったんですよ。もうココまできたら「焼き鳥屋・ウルフルズ」でも「お好み焼き屋・ウルフルズ」でも「タイ料理の店・ウルフルズ」でも何やってでも、このおっさん達は共白髪まで一緒に居るのでしょう。素晴らしいですね。
ライブもめちゃくちゃ良かったです。単純な演出なんですけれども、あの短い時間でお客さんを心から楽しませてくれる、あんなバンドの椅子はずっとウルフルズさん達しか座っていられないですよ。あの存在感は、不動ですよね。他の誰が「バカサバイバー」なんて歌をシングルでリリース出来ますか。ウルフルズに幸あれ!

バカサバイバー (初回)
ウルフルズ トータス松本 ウルフル ケイスケ

東芝EMI
2004-11-03


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ウルフルズさんの波乱万丈物語きいてメガネの奥の瞳を人一倍潤ませていたMC・千里も、ついでに幸あれ!