ラーメンズ@共済ホール

「札幌ラーメンズライブ2004」

  1. study
  2. ホコサキさん
  3. テレパシー
  4. Q&A
  5. 長繩部
  6. サイエンスくん

コントの正式名は引越しが終わってダンボールの中ほじってから書き換えます。ああ今すぐ観たい!余韻に浸りたい!


全体的に自由な雰囲気。特に小林少年は「やりたい放題」。ツアーstudyは生とビデヨの違いはあんまり感じなかったんだけど、あれから時間も経ってるし、こういう番外公演はそれが許されるのでしょう。


小林、全体を通して”間”が長かった。特にそう感じたのは「study」。ただし無駄な間延びではなく、しっかり笑いに繋がるための長い間なので、それだけネタ的にこなれてきたという事か。アドリブも多かった。
片桐、ちょっと体調が悪かったのかな?「ホコサキさん」でのキレが足りないように感じた。その分小林が暴走してフォローしたかんじ。アドリブを連発して終いにはグワハハと悪笑いをしながら「やりたい放題!」と言い放ったほど。それには片桐も苦笑するしかない。幕間で小林は片桐に向かって土下座してました。


「study」。敬礼から二人で動きを合わせるシーン、途中脱線しつつも最後はひょうきん族・懺悔の神様の「ばぁぁーーつ!」に。小林が片桐に向かって両手を広げて「右。左。」と呼び掛けるシーン、意図を理解出来ない片桐に「みぃぎ!」と軽く地団駄を踏む小林の可愛らしさときたら!計算でやってるってわかってんのになぁくそう。


「ホコサキさん」。片桐の「コンビニの袋に…」という台詞をうけてホコサキさんがコンビニ話に矛先を変えるくだり、片桐がうっかり「おやつの袋に…」と肝心のキーワードを言い忘れる。小林がしばらく迷った後「コンビニの、おやつの、袋、な」と言い直したことから片桐のミスが露呈。慌てる片桐。小林は「今のはホコサキさんが悪かった!」と素直に謝る。確かにそのまま何食わぬ顔して続けていたらわからなかったかも。間違いを指摘して笑いにして、更にその指摘をも笑いにして。小林賢太郎ばんざい!
北海道ネタ。
・北海道発のコンビニ・セイコーマートを「成功しなくても、セイコーマートなのか、と!」
・小林「星型の炬燵…五稜郭グッズ」片桐「でもね?!ごりょうかっ…星型の炬燵でくつろいだとしても…」*1
片桐もアドリブで返してキタ━━(゜∀゜)━━!!!!!


「テレパシー」ってどの公演だっけ?それぞれが一人二役でめまぐるしく動き回るんだけど、ここでも片桐が足をもつれさせたりしてキレがない。小林は相変わらず隙あらばアドリブを。今度は片桐が土下座してそれを小林が足蹴にするのは、お約束で。


「Q&A」。小林の声が、エロい!もっと硬質にしゃべってもらわないと困ります!(何故)(イヤ色々と) 「どうして?」とか、あの声でソフトに言うだけでもう十分めためたエロい。「じょん。」とか「お・よ〜ん」などを片桐に体現させるシーン、演出のアドリブと本物のアドリブの違いが一見して丸わかりな片桐がいかにも片桐っぽくて微笑ましい。本公演では全てが”アドリブとみせかけた演出”だったので、そのへんの欲求不満を解消してもらえて嬉しい。


「長繩部」。幕間の薄暗い中、二人が手に何も持たずに舞台の左右に分かれて向かい合い、右手をグルグルと回し始めただけで観客がどよめく。それだけ有名かつラーメンズの代表作って事だ。その後暗転、縄が床を叩く音が暗闇の中で響き始める。そして照明が点くとさっきまでなかったはずの長繩が出現している、という小粋な演出。ネタ的な変化は当然ちょっとしかなかったけど、途中で唄の調子を変えたり声色を変えたり、おかずの部分で楽しませてくれた。最後ゆっくりと暗転していく中、片桐の「♪どーしてそーなのかー♪」を受けて小林が「♪なーにをおっしゃるかー♪」と返すシーン、ギリギリまで間をためた小林の台詞が、暗転した事によってコント終了と感じた観客の拍手にかき消されてしまった。でもそれでいいと思う。お互いにネタを知り尽くした馴れ合いの舞台は興ざめしてしまうので。常に初陣!
北海道ネタとしては、女子マネージャーが去った後も依然格好をつけている小林少年が、揃えた両足の片方だけを爪先立ちにして両手を大きく広げてから前髪を跳ね上げるように天を仰ぐ、という道産子なら誰でもピンと来るはずな「GLAYのTERUの物真似」を披露。ホント似てた。


「サイエンスくん」。冒頭、「空間が科学で埋め尽くされている」ことが嬉しくて薄ら笑いが止まらない助手・小林のあまりのキモさに前の方の観客から小さな悲鳴が。そう、そうこなくちゃ!本公演では、子供に語りかける体(てい)で観客に目線を向ける小林&片桐に対して、ファンならではの黄色い悲鳴が上がっていたので。コントを楽しみましょうよ、お客さん!片桐の指先を一心不乱に目線で追い回す小林”イノセント莫迦”賢太郎が今回も見れたのは何より嬉しい。更にしつこくなっていて倍の嬉しさ。一生懸命脳裏に焼き付けたYO!


EDトークは片桐が話し始める→勝手に空回ってひとりで混乱し始める→それを観察していた小林がごくごく冷静に突っ込む→粋な事を言って観客を魅了(?)する小林→嫉妬する片桐→無難にまとめておしまい…は典型的な流れなのかもしれない。そこでの楽しみ方としては片桐の天然ボケに観客よりも大笑いしている小林を観察する、です。小林は一番の片桐ファンだとアタシは思っているので。


隣の席の男の子二人組が幕間に「死ぬ、死ぬ」と喘いでいたのが可笑しかった。一方反対隣の女性は始終微動だにせず。チラとも笑ってなかったかどうか、そこまではわからないけど両側のコントラストが妙に面白かった。チケットに「北1西1」と表記されていたせいで*2迷った末に辿りついた共済ホールもなかなか綺麗な建物で、いんじゃない?明日も楽しんできますよぉ。

*1:台詞は間違ってるかも

*2:本当は北4西1