ドラマ「光とともに…」

結局見たり見なかったりで昨日最終回。それでも今クールで唯一、気にして見ていたドラマだった。
一見厳しいラストだったけども、そこも含めてこれからなんとかしていきましょうや、というある意味ドラマっぽくない、湿ったり絶望したり変に持ち上げたり逃げたりしない、良い終り方だと思ったよ。


料亭のご婦人が言っていた「色んな人が居て当たり前の世の中」っていうのは障害者と健常者の問題だけではなく、思想の違いや貧富の差なんかも含めての”願い”で、無理矢理ひと括りに言い表すと「個性を尊重する」とかそういう言い方になるのかな。
ただ最近の「個性を尊重する」ってのは「自分は自分、他人は他人」みたいな使われ方をされる場合も多くて、なんだか淋しい気持ちになるね。
他人や自分を物凄い勢いで断定したり思い込んでる人に「君のチモチはわかる、でもアタシのチモチもわかって」とか、なかなか言い出せない空気が濃くなってる気がする。それ言っちゃうと一気に喧嘩になったりとか。沸点低っ!みたいな。
余裕がないんだね。自分で精一杯というか。まずはそんなにも固く硬く守らなきゃいけない自分ってものを考え直す必要があるのかも。