≪試写会≫「阿修羅のごとく」

mou-mou2003-10-15

主演的女優陣4人の中の一人深津絵里がCMキャラクターを務めている、とある人材派遣会社主催の試写会。プロの司会者まで使って気合入ってるな〜と思っていたらなんと森田芳光監督まで登場。着古したブルゾンにジーンズという異様にラフな格好でのお出ましだったが、本当に本物だったんだろうか。そもそも司会者自体がそのへんの飲み屋のお姉ちゃんレベルで、なんだかみていて滑稽だった。そんなに長い時間でもなかったのにトーク後半には「早く映画みせろや」という雰囲気があたりに充満していた。少なくともアタシはそんな瘴気を発していた。


さて肝心の映画の内容について。笑わせたいのか泣かせたいのか、ようわからん。メリハリがないとでも言えばいいのだろうか。なんとも形容しがたいが、一番端的に言ってしまうと1,800円の価値はないように思う。300円くらいならみてあげてもいいよ、といったかんじか。


ただ今回は客層との相性も悪かった。笑いどころがまるで違う…というより、なんでここかなぁというところで簡単に笑ってしまうのが、かなり邪魔くさかった。中村獅童が出てくる度に笑いたくなるのはどうしようもないとしても、だ。良い役者が多かっただけに、非常に勿体無い。哀しい時に哀しがる人々がそれと自覚せずに取るちょっと変わった行動が、可笑しいけれども逆にやけに哀しさを増すと思わないかい?


邪魔くさいと言えば隣に座ってたおばはん二人組!特にアタシのすぐ隣の方!いちいちしゃべんな!説明すんな!心の声を外にもらすな!声が聴こえなくても口元に手を添える気配だけで十分煩いんだよ!莫迦莫迦莫迦!もうお前来んな莫迦